湯道のレビュー・感想・評価
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何人が銭湯へ寄ったことでしょう
2023年劇場鑑賞48本目。
湯道ということでサ道(サウナ道)の二番煎じかなと思いながら、サ道は観てないのでそれならそれでいいかという感じで鑑賞。
いやぁ、キャスト豪華!終盤銭湯の常連さんがズラッと並ぶシーンがあるのですが主役クラスしかおらずアベンジャーズみたい!と思いました。
温泉に入る奇妙なルールを押し付けてくる話かと思いきや、風呂ならなんでもよくて、ルールもその仲間うちだけで勝手にやっているというか、なんなら一人の時ですらやってないよね?
どちらかというと田舎の実家の銭湯に戻ってきた生田斗真が銭湯の良さに気づいていくという感じでとてもほのぼのして観られました。
いつもはシャワー派なのですがさすがに今日はお湯をはって今浸かりながらこのレビューを書いています。面白かった!
湯一無二のエンタメ/忘れられない風呂がある 忘れられない人がいる
あのまるきん温泉は実際にある銭湯なのか、それとも今回作成したセットなのか?
とても広くて立派。
まるで教会のよう。
銭湯は教会であると昔、野坂昭如が言っていた。なるほど、諏訪の千人風呂の建築をみてもわかる。
番台に座ることを許されるのは神父。隣人を愛せよだね。
橋本環奈じゃ、パンツ脱げないよ⤴️
聖歌隊は天童よしみ&クリス・ハート
抜群のエコー。ふたりともふくよかなな体で対比もバッチしです。
コーヒー牛乳。
「極道めし」へのオマージュを感じさせる刑務所シーンにもニンマリ。
天童とクリスが歌う上を向いて歩こうは極道めしの主題歌でもありました。
やっぱり、最後は You are my sunshine だった。バレバレ。
湯婆ァバも後半満を持して出てきます。素敵ですね、夏木マリ。
雄大な景色をみながらの露天風呂最高。
特筆すべきは角野卓造でしょうか。中華幸楽のイメージを完全に払拭する柄本明、麿赤児にもひけを取らない強烈キャラクターでした。
吉行和子様と笹野高史の夫婦役はもうほとんどネタバレですね。牛乳は120円、フルーツ牛乳は140円でしたっけ?桶の合図はさすがに覚えちゃいます。
小日向文世&藤田朋子の夫婦役もいいですな。戸田恵子と寺島進の夫婦もいいです。缶をあける音に勘を働かす夫婦の阿吽。戸田恵子が食堂で観ている大相撲の取組シーン。宇良、栃乃和歌とか異なる世代の取組がいくつか出てきたけど、誰の好み(ご贔屓)なんでしょうか?監督?誰か教えてくださいな!
【追記】
銭湯で彫りたての刺青の若いヤクザと一緒になって、小1の息子が背中の絵はなに?なに?と騒ぎ出した時はヒヤヒヤしましたが、作文に書かせたら、担任に大ウケしたのを思い出しました。
なんでもかんでも否定的に物事を語る方以外の人は観て損はない。満たされますよ。
観る側の人間が
ごく普通の方ならば
本作をみれば
ささやかな幸福感に浸れます。
余談
天童よしみとクリス・ハートの上を向いて歩こう 泣けました。
よしもと新喜劇系・ほんわか人情物語
ストーリーはタイトルのとおり、
まるで昔からずっと存在するお芝居を
見ているかのような、ド王道の人情話。
『王道』は悪く言えば『ベタ』とも言いますが
そういった話が今なお作られるのは
いつの時代も人々はそれを求めているから。
こういうほんわかモノが好きな人には
堪らない作品ではないでしょうか。
逆になにかしら『映画として新しい要素』や
『リアルな展開』『意外な話』を求めて
映画館に足を運ぶ人には
ありきたりな映画に見えるかもしれません。
事件が起きる事もほぼなく、
ひたすら『湯』を通して
人と人の繋がりを描いていく作品。
日常に少しの非日常と笑いを足す、
昔からバラエティなどを手掛けている
小山薫堂さんらしい感じはしました。
キャストは面白味がありながらも
役にあったキャスティング。
吉行和子さんと笹野高史さんのお二人という
『おくりびと』を見た人に向けた
キャスティングもあったりします。
橋本環奈さんは相変わらずのド美人で
最初こそ『こんなバイトおるかい!』なんて思ってましたが、見てるうちに全く気にならないくらい馴染んでいました。
映画なので2時間でまとめられていましたが
ドラマで1クールじっくりやっても
面白かったかもしれません。
心がポカポカする映画
温泉についての映画は珍しいと思って鑑賞しました!
出演者が豪華でした😊
銭湯での親子の再会の場面で
天童よしみさんとクリス・ハートさんの歌はすごかった、、
聴き入ってしまった☺️
あと桶を叩く回数で会話してるなんて
そんな方法があるのかとびっくり😳
とても印象的でした
それとアドリアンが洗面所で洗ってる姿、、笑
そこで洗う⁉︎ って思った笑
それに銭湯の入り方でいろんな人が
それぞれこだわりがあって面白かったな〜
あとあの五右衛門風呂で
準備に5時間かけて入るのは最高だろうな、、
景色もかなりいいし、、
準備は大変だけどあの景色で入ってみたい!
兄弟の意見は一致してたし最後は銭湯を潰すとかと思ってたけど
常連さん達の話を聞いたりしてそのまま続けるかたちに、、
エンディングはみんなで歌ってるところよかったです!!
橋本環奈さんがよかったし可愛かった、、
みんなに愛されてる役は似合ってますね☺️
観終わった後は心がポカポカの気分になってました☺️
面白くて個人的には好きでした!
面白い映画をありがとうございました😊
お風呂の映画ができました
天童よしみやらクリスハートやらいろんな人が出てきてバタバタと楽しかった。銭湯っていいよなあ。。お風呂大好きー。
橋本環奈かわいかったー窪田くんいい体ー先週今週と3作も柄本さんが出てきてさすがにビックリ、笑。
【2/26追記】扱う内容が実は法律的に特殊なので、一定の配慮は欲しかった…。
今年62本目(合計714本目/今月(2023年2月度)28本目)。
温泉(公衆浴場)をテーマにした映画というのはおそらくこれが初めてか、あっても数本くらいではないかと思います。公衆浴場をテーマにしつつ、その経営等が論点になりつつも、一部をギャグよりに寄せたり人情に訴えかけたり、といった趣旨です。
いくつかの方で橋本環奈さんを応援しようという動きもあるようでしたが、私はそこまでは…というくらいです(別にアンチ、というわけではない)。
日本の伝統的な文化でもあるし、(日本語がある程度わかる)外国人の方でも理解しやすいように展開を優先させているので、理解に困る、というところはないです。
とはいえ、この映画、きわめて気が付きにくいのですが、「憲法上の論点」がこっそり隠されていて、それが「茶化されている」というか、「軽んじられている」という点については残念に思いました。ただ、この話は究極憲法論の話であり、映画の作者やスタッフ、作成員会等が想定していた範疇を超えるのだろうとは思いますので、減点幅は限定的です。
評価は4.7を4.5まで切り下げています。
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(減点0.3/公衆浴場の果たす「役割」に関しての扱いが雑)
・ 日本では職業選択の自由(憲法22)があります。もちろんこれも絶対無制限ではなく、たとえば「医師免許をもっていないと医師になれません」といった公益性の高い規制はあります。
一方で、「公衆浴場」というのは戦後のまもない時期からあったもので、戦後の混乱期においては、そもそも「賃貸マンション・アパートにお風呂がない」という家は多かったので、公衆浴場は一定の存在意義がありました。しかし、どこにでも公衆浴場があると、公衆浴場は「共倒れ」してしまいます。そのため、「公衆浴場法」という法律で、「(都道府県ごとによって基準は異なるが)既存の公衆浴場から何m以内に新築してはいけない」という規定があり、この法律については最高裁まで争われています。
・ 昭和30年: 「無用な競争によって生じうる浴場の衛生設備の低下の防止のため」
・ 平成元年: 「既存の公衆浴場業者の経営を守るためには必要」
…ということでどちらも敗訴が確定しています。つまり、現在(令和5年)にいたっても、公衆浴場というのは好き勝手に作れません。
そのような特殊な性質がある「公衆浴場」であるからこそ「既存の公衆浴場業者の経営の安定化に資するために必要」という判例があるのであり、そうであれば「既存業者には当然一定の経営努力」が求められるものです。しかし映画内では閉めるだの閉めないだのというドタバタ劇だの何だのというコメディ色が強く、「職業選択の自由の特殊な例外」としてあげられる「公衆浴場の配置規制」という今でも有効な最高裁判例について、その判例が述べる「既存の業者の既得権益を守るため、経営を守るため」という部分を「まったく果たそうとしていない」という点は、判例の趣旨を没却するにほかならず、この点は「憲法論との兼ね合いで」やや「扱いが雑」という点はあろうかと思います。
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(減点なし/参考/公衆浴場などでの貴重品の扱いについて)
・ 映画では「貴重品は番台へ」という張り紙がしてあるところがあります。裏を言えば「貴重品は必ず預けてください、そうしないと責任はとれません」ということです。
しかし世の中そうは甘くありません。
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(商法596条の1)
旅館、飲食店、浴場その他の客の来集を目的とする場屋における取引をすることを業とする者(以下この節において「場屋営業者」という。)は、客から寄託を受けた物品の滅失又は損傷については、不可抗力によるものであったことを証明しなければ、損害賠償の責任を免れることができない。
→ 番台(銭湯)やフロント(ホテル)などに預けた場合の滅失は、不可抗力(何とか大地震クラスでの焼失)でなければ、損害賠償の責任を負う、ということです。
(商法596条の2)
客が寄託していない物品であっても、場屋の中に携帯した物品が、場屋営業者が注意を怠ったことによって滅失し、又は損傷したときは、場屋営業者は、損害賠償の責任を負う。
→ 例えば銭湯なら、寄託していなくても(例えばコインロッカーに入れていても)入口出口の監視が散漫で泥棒に入られたりした、コインロッカーの暗証番号が全部0000で固定だとかという「あまりに注意散漫がひどい」場合の話です。
(商法596条の3)
客が場屋の中に携帯した物品につき責任を負わない旨を表示したときであっても、場屋営業者は、前二項の責任を免れることができない。
→ 上記の2つについて「責任は負いません」というような断り書きは無効だ、ということです。
※ ただし強行規定ではないので、「596条の3と関係なく、当店にお入りいただくときには、何があろうが責任はとらないことについては守ってもらいます」という注意書き等はどこかに必要です(何もなければ596条の3が発動されます)。
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…という怖い論点が実は銭湯(公衆浴場)にはあります(ほか、ホテル・旅館など)。
ポカポカ
父親の葬儀にも出席しなかった長男が突然帰ってくる。お目当ては父の残した寂れた銭湯。
店の存続と兄弟の葛藤をメインに客達それぞれのオムニバスストーリーを銭湯を舞台に繰り広げていく。
それぞれのお話がチョット可笑しくチョットしんみり、湯船の中にいるような暖かい感じでとても心地よいひとときを味わえました。全てのキャストが上手く、わざとらしく、舞台のような立ち回りに初っ端から入り込みポカポカして終われました♪
とても面白かったです♪
…………アイマイ・サンシャイン
サイコーにイイでした。
最近の邦画ではオススメのイチバンです。
ほのぼのとしたストーリー、しっかりとした構成、豪華な登場人物とその演技(特に俳優さん達のあの表情も演出のうちなんですか?すごいなー)、昭和時代とその時代の映画を思い出させるのも狙いだつたんでしょうか?
もっと長い作品にしてほしかったと思ったのは初めてです。
本当にオススメです。
ついしん………このあと銭湯にいきました。
笑いありほっこりありの、銭湯を舞台とした群像劇
昭和の香りが残る銭湯「まるきん温泉」を舞台に、亡き父が残した銭湯を壊してマンションを建てようと考える売れない建築家の長男・史朗(生田斗真)と、父の仕事を受け継ぎまるきん温泉を切り盛りしていた次男・悟朗(濱田岳)との衝突を描きつつ、「湯」を介して紡がれる様々な人間模様が魅力の笑ってほっこりするヒューマンドラマ。
「銭湯なんてこの先続かないんだから壊してマンションにしようぜ」と言う史朗の言うことも分かるし、常連のみんながいるので続けたいと思う悟朗の気持ちも分かる。
しかしまるきん温泉での生活を続けていく中で、自分のしたことで人に直接感謝されることに喜びを覚えていく史朗と、これから先細りしていくことが分かっていて実は史朗の言うことも心の奥では考えていた悟朗というお互いが歩み寄った結果、逆にすれ違いが起きるというのも分かる。
「まぁそうなるよな〜」という流れの読めるある種王道の話ではあるのですが、題材が面白いため普通に楽しめました。
兄弟二人以外に、看板娘・いづみ役の橋本環奈が良かった。椅子にちょこんと座って編み物をしてるのめちゃくちゃ可愛かったですね。
やっぱり橋本環奈はこういう見せ方が一番可愛い。人懐っこい愛嬌ある笑顔なので、みんなから愛されてる役が似合います。
タイトルにもなっている「湯道」を茶道や華道と同じように「湯に入ること」を一種の芸術として描いているのですが、そのシーンがとてもシュールでクスクス笑ってしまいました。
分かりやすく笑えるシーンもありましたが、こういうシュールな笑いがあるのも良い。
予告を見て面白そうだなと思った人は、自身の想像通り楽しめる作品だと思います。
なにより橋本環奈の入浴シーンがあるだけで100点なんだよな〜()
お風呂が沸きました~
あったか~い
気持ちになりました
キャストの皆さんそれぞれ
にstoryがあって
笑って泣けて楽しい
湯道のくだりも(笑)
吉田鋼太郎さんは
出てきた時点で笑えた
皆さんのお風呂に浸る至福の顔
特に小日向さんのお風呂に
かける情熱と
お風呂に入ったときの
…しあわせそうな
顔が一番印象に残った
生田斗真 濱田岳 橋本環奈ちゃん
三人のやり取りも楽しい
常連の人たちに愛されて・・
まるきん温泉のレトロな感じが
…心地よかった
…追記
配信されている
アナザーstoryもなかなかオモシロイ
幸せは、探すものではなく気付くもの
まるきん温泉の前にあるラーメン屋のところで、カーボーイ・ハットの男がたたずんでいるところが度々映し出されるが、あれは「タンポポ」へのオマージュだろうか?
そういえば、店を立て直すというストーリーを核として、多彩な登場人物たちが様々なエピソードを織り成していくという作りは、「タンポポ」に似ていると思えなくもない。
もっとも、「タンポポ」は、ラーメンやグルメに関するウンチクが満載であったが、こちらは、「湯道」という架空の「道」を通して、普段はなかなか気付きにくい「風呂に入ること」の素晴らしさを、改めて認識させてくれる内容になっているのだが・・・
結末は予想できてしまうものの、群像劇として良くできていて、予定調和も心地よい。
何よりも、「温泉」ではなく「入浴」の映画になっているところが秀逸で、「湯船に浸かること」の幸せをたっぷりと味わうことができるのである。
銭湯を取り巻く厳しい現実はさて置いて、風呂にまつわるファンタジーとして楽しむことができた。
湯の道
いやぁ~良かった!
何が良かった?と聞かれたら摘まんで何処を良かったと書いていいのか分からないけど、一人で湯に浸かりに来る者、夫婦、親子、癖のある者がだだ銭湯に来て湯に浸かるってだけなんだけど、何か優しい、温かい雰囲気、世界観が凄く良かったです。
序盤の銭湯オープン時にのれんを掛け、「わ」板の文字の掛け物、なぜ、わ?って不思議だったんだけど、伏線で後々「わ」は沸いてますの「わ」、「ぬ」はお風呂抜いちゃいましたの「ぬ」だそうです!知らなかった!
あと私が涙腺弱いだけかもだけど出所してからの銭湯でのクリス・ハートと天童よしみが歌う坂本九の「上を向いて歩こう」は泣けた。
あと小日向さん演じる横山家族(妻、娘)のサプライズ、ひのき風呂のプレゼントシーンも泣けた。(泣いたの俺だけ?(笑))
窪田正孝演じる梶斎秋の湯作法のシーンは芸術的!あと演出だけでこんなにも風呂に入るってだけのシーンが素晴らしく見えるのね!と驚き。
銭湯経営の部分は何かリアリティーありすぎてスルーで!(笑)
だけどこういう場所は残して欲しいし、行ってみたいなとも思いました!大衆銭湯行った事ないので。
キャスト皆で歌うエンドロール含め、終始心温まる幸せないい時間でした!良かった!!
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