「ごはんですよ!は三木のり平」湯道 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ごはんですよ!は三木のり平
田舎町の銭湯 「まるきん温泉」を舞台に、 銭湯に通う人々や湯道に纏わる悲喜こもごもとまるきん温泉の内情をみせる話。
店主である父親が亡くなって2か月、次男が継いだまるきん温泉に、葬式にも顔を出さなかった東京で建築家をする長男が、 マンションへの建て替えを目論んで帰宅し始まっていく。
勝手に不動産業者と話しを進めつつも、帰宅した際の弟の反応に言い出せず、とりあえずまるきん温泉の手伝いをする兄貴が、客やバイトの銭湯大好き女子との交流の中で変化を見せていく流れが主だけれど、そこになんとも怪しい湯道の家元 「二之湯」や、源泉掛け流し絶対主義の評論家や、あフロの風呂好きDJ.FLOWが絡んだり。
基本コミカルな作風の人情ドラマがありつつも、絶対に売らない!とはならないのが現代らしかったりしてなかなかユニーク。
ただ、結局なにが言いたいのかあまり良く判らないコメディという感じが強くて、 その割に特に湯道なんかはシュール過ぎてもはや宗教味があったり、他にもちょっと何でもありに行きかけていて、もっと判りやすい笑いに振った方が良い様に感じるところも結構多かった。
とりあえず何も考えずに観られる主に昭和世代向けのコメディということでw
そういえば夏木マリが途中まで誰か判らなかったw
共感ありがとうございます。
確かに、湯道はシュール過ぎで、宗教、哲学感があり、コメディとのバランスをとるのが大変そうでしたが、作り手の湯道への想いがあるのでしょうね。
何でも道にしたがる日本人なら、湯道みたいなものが出てきてもおかしくないと常々考えていたので、私にとってはタイムリーな作品でした。
湯の道も究めようとすればなかなか奥深いかもと本作を観て感じた次第です。
では、また共感作で。
ー以上ー
Bacchusさんへ
橋本環奈は、巷の噂によると、結構な呑兵衛さんらしく。親近感が湧きます。夏木マリは5分考え続けて分かりましたが、ばーちゃん美人過ぎだってw