「お風呂を通じて描かれる人間模様」湯道 トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
お風呂を通じて描かれる人間模様
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予告編では唯一無二のお風呂エンターテインメントらしい
本作は、昭和の時代の銭湯ではやっていけないと思っている兄と
現在、銭湯をやっている弟の二人は序盤の険悪な感じが強い
しかも、兄が提案したマンション建築案を燃やしてしまったことから
大喧嘩になり、さらに事故がおこったことにより銭湯の存続も危ぶまれてしまい
兄弟二人とも銭湯を続けることが難しいを感じてしまう
本作は登場するすべての人がお風呂を愛しているが
評論家の人など、その価値観が大きくずれている人もいると思う
湯道の道場(?)の人もいたり、人間模様も多様で面白い
同時に銭湯の客が高齢になってくるとか
銭湯が時代遅れということを登場人物がひしひしと感じているのがリアルだなと思う
ただ、この作品は分かりやすいアクションとかコメディ的なものは
そこまで多くないので盛り上がりに欠ける地味な作品な感じがする
お風呂を題材にした映画にしてはよくできていると思うが
余談だが、映画を見た後
登場人物の黒人(本作の設定ではハーフ?)の男性を前科者にして
もう一人の白人の外国人を普通の人にしているのは
「黒人の偏見を助長する」という感じでポリコレ的なクレームが
今の時代に来ないかと思ってしまったが
それを考えていること自体ポリコレに毒されているなと思ってしまった
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