「ハザードランプ」ステラ SEOUL MISSION kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ハザードランプ
パク・ヨンベの父親が乗っていた元タクシーのステラ。ヒュンダイの車って「ソナタ」しか知らなかったぞ・・・なんて、「冬のソナタ」で知っただけだけどね。いい名前つけますね~。そして、ハザードランプの意味について、韓国では「ごめんなさいのチカチカ」、「ありがとうのチカチカ」と教えられてるというウンチクも。
ごめんなさいは知らんけど、それよりも高速道路などでの渋滞時の最後尾の合図を教えた方がいい。初めて高速道路でチカチカを経験したときは意味がわからんかったからなぁ(遠い目)。ちなみに日本のタクシーの代表格である(あった)コンフォートのハザードスイッチはウィンカーレバーの先っちょに付いてます。便利ですよ・・・
ヨンベのやってる商売もいかがわしいものだったけど、車を担保にしている金融業といったところでしょうか。まぁ、幼なじみのドンシクについつい頼んでしまったことが原因で大変な事態となってしまいます。みんな借金抱え込んでいたんですね。ヨンベの父親も。そんな追跡劇で最も面白いシーンが予告編で使われているため、見どころは少なかった。韓国映画はけっこう観ているのに、韓国の風習なんかが改めてよくわかった感じ。3億ウォンのスーパーカー、ランボルギーニ。まぁ、それだけでも凄いんですけど、あんなモノが絡んでいたなんて!
カーアクションでいえば、父親の回想シーンでの事故が最も痛々しくて凄まじかった。行灯も吹っ飛ぶくらいの横転。ナンバーが変わっていたのもこのためか?
そして、金がなかったら腎臓を売れ!という恐ろしい裏社会。韓国映画では頻繁に登場しますね。終盤には父親との愛がメインとなってきますが、そこでもおぞましい事実が出てきます。
父親の息子への愛が車という形で表現されたのは良かった。危険回避していたのも父のおかげでしょうか。さすがに自動運転はないわなぁ・・・クリスティーンを思い出した。