ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのレビュー・感想・評価
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アイデンティティの形成なら設定を中学二年ダネッ。
アイデンティティの形成なら設定を中学二年ダネッ。京都の言葉も喋れない大学が舞台設定なんて。
今の女子大生って敬語で会話するんだ。ちょっとした事で泣いたりぐずったり、大和民族が絶滅危惧種なのがよく分かる。まぁ、アメリカのモラトリアムマザコン男よりはましか。
ともかく
ステレオタイプつう事だろう。では、
ステレオタイプで返す。
髭を生やす奴はぬいぐるみなんて好きにならない。
まぁ、演出家は『不気味さ』を狙ったのだろうが、読みが間違っている。また、登場人物がみんな『美少女』『美少年』過ぎる。僕の時代のステレオタイプでは、所謂『オタク』は『みにくい男』か『目立たない女』だったはずだ。映画だから仕方ないが、初の長編映画なら、その位覚悟で撮るべきだっただろう。登場人物に一切のコンプレックスが無いのが、実に不愉快である。
真面目にレビューで対処すれば、『ブランケット症候群』で、有名な所では『ライナスの毛布』だよね
~。
まだ、40分も残ってる。人称があっちこっち飛んですごく分かりにくい。髭面の汚い男以外区別が付かない。女性は特に。
いっその事、LGBTをテーマにした方が良いのでは?
あと30分。
痴漢を見るなんて無いでしょ?なんか設定が甘いな。
まだ、15分。
なんで一緒になくんたよ。
男も女もつらいけど、こんな若くてわめいていたら、大変な人生になるよ。
終わった!!
それが終わり???
この「やさしさ」に共感できるか、できないか
この作品の「やさしさ」について、
共感できるか、できないかにより評価が変わる作品かと思います。
正直、私は「七森」と「麦戸」の「やさしさ」には
あまり共感できませんでした。
私が共感できたのは、ぬいぐるみとはしゃべらない
(ぬいぐるみとしゃべる人としゃべり見守り続ける)
新谷ゆづみ さんが演じる「白城」の「やさしさ」です。
白城は言う、(あなた(あなたたち)は)「やさしすぎるんだよ」と、
いや、その言葉は白城が自身について言った言葉なのかもしれない…
誰よりやさしいのは、白城だからだ。
彼女の「やさしさ」がこの作品を包んでいました。
個人的には、この作品の主人公は完全に「白城」でした。
被害者だから加害者じゃない
『子供はわかってあげない』の細田佳央太と『いとみち』の駒井蓮。
それに優しげなタイトルとキービジュアルに惹かれて鑑賞。
七森は悪意のない冗談への寛容さが無さすぎる上に、自分のために白城を利用する。
麦戸は些細なことで自分に絶望し、閉じこもり、前を向かない。
この2人は一見優しいが、脆すぎるうえに結局は自分のことしか見えてないようだ。
最初は小悪魔系に見えたが、一番優しいのは白城だったと思う。
タイトルにした自己正当化のロジックは身につまされるものがあった。
反面構成に難があり、いきなり麦戸が引きこもったときは何か見逃したのかと思った。
同性愛なども盛り込まれるが悩みの描写は薄く、メイン3人以外の掘り下げもごく浅い。
説明が少ないかと思えば、最後は全部台詞で語られてしまう。
“ぬいぐるみにしゃべる人”という着眼点は面白かったし、自然によそよそしい演技は全員上手かっただけに、惜しい。
ちなみに、「紅茶とチューハイ」の2択は、何か試されてるように感じるのは自分だけでしょうか。笑
恐ろしいほどの優しさと敏感さ
説明が全くないのすごいね。トップシーンが中学のときなのか、高校のときなのかも分からない。その後とんで、入学式も高校なのか大学なのかも分からない。
でもだんだん、トップシーンは高校のときで、大学の入学式だってわかるんだよね。舞台は京都でRマークがあるから立命館かっていうのも分かる。
そんな感じで、人物の心理描写も説明しないけど、だいたい分かる。これがすごいと思ったな。
でも全部は分からないから原作読もうと思ったけど。
麦戸ちゃん役はいい女優だなと思ってみてたら駒井蓮だった。そうだった。《よこみち》の人だったね。そりゃいいよ。
若杉凩も《ミューズは溺れない》とは少し違った感じでいいね。こちらでは恋愛成就していて良かった。
真魚は《カメラを止めるな!》の娘さん役だったか。
そして、細田佳央太。《町田くんの世界》といい、ちょっとヘンテコな役が似合うね。
ラストを白城の『優しすぎる』で締めるのカッコいい。
そう言ってる白城も優しいしね。
色んなことが描かれていて、良く観てないと見逃す。そういう映画いいと思ったよ。
俺ちょっとやらしい雰囲気にして来ます!
上映規模がとても小さいので、結果的に1回の上映にたくさん人が集まるので、少ない環境で観たい自分にとっては調整に調整を重ねてようやく行きました。
と貯めに貯めて行った今作なのですが、どうにもハマらず…。そんなに優しさって求めるものなのだろうかと思ってしまいました。
登場人物たちが全員優しいというか繊細というか、マジで脆いガラスみたいなので触れたら崩れてしまいそう、というか自分で弱いと思い込んでいるので、すぐに項垂れたり崩れてしまったりしています。
もちろんそういう人がいる事は知っていますし、深く考え込んでしまう気持ちも分かります。だけれども、自分が男だから傷つけてしまうという気持ちはよく分かりませんでした。生きていることが罪とまで思っていたらキリが無いですし、寧ろそういうことでウジウジして会話のできない方が傷つけているんじゃないかなと身勝手ながら考えてしまいました。
あと七森の行動の奇天烈さ、彼にとってはこれが普通なのかもしれませんが、その普通に共感できなかったです。好きという気持ちが分からない、友達としてしか見れないというのはまだ良いのですが、その断り方や、大学生になってからの雑な告白や、言動の一つ一つに顔を顰めるシーンが多いなど、どうにも自分が一番の人間の様に思えて仕方なかったです。
麦戸ちゃんは急に病んでしまいましたし、入れ替わる様に七森も病んでしまいましたが、自分の思い込みすぎで病んで迷惑をかけるとなると、優しすぎるんじゃなくて弱すぎるのでは無いかと思ってしまいました。ぬいぐるみサークルの面々の半分くらいが、どうやって今まで過ごして来たのか、そしてこれから社会に出てどうやって生きていくのか、心配で心配でたまりません。
ただ七森が気分一新に金髪に染めた事でその心配はどっかに飛んで行きました。お前大丈夫じゃん、その金髪で警戒されるとか考えなかったのか?と個人的には疑ってしまうところでした。
すごい現実的なことを思ってしまってのが、そもそもこのぬいぐるみサークルに経費って発生するのか?というところが引っかかってしまいました。ぬいぐるみに悩みを話しているだけと言ったらアレですが、それで経費が落ちるなら楽すぎませんか…。
白城ちゃんの言ってる事はとにかく共感しかなくて、特に厳しいのが当たり前というセリフはその通りとヘドバンする勢いで共感しました。そういう厳しさから逃れる作品というのは重々承知ですが、こういうセリフがあってまだ良かったなと思いました。
肌に合わない作品だったので、全体的に辛口になってしまいましたが、監督さんもまだまだ若い方ですし、様々な作品を撮られていくと思うのでゆったり追いかけていこうと思います。
鑑賞日 4/25
鑑賞時間 13:50〜15:45
座席 D-1
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