「息子が染谷将太に見えてくる・・・」The Son 息子 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
息子が染谷将太に見えてくる・・・
家庭を顧みず全国を飛び回っていた実父(アンソニー・ホプキンス)のDNAを継いでしまったかのような父親ピーター。自分では二度と同じ轍は踏まないように心がけ、苦学の末に敏腕弁護士として活躍するに至った。しかし、前妻と息子ニコラスを捨て、新しい妻との生活を始め、新たな息子セオが誕生していた。「どう生きるのか?」
劇中会話の中では「abondon」という言葉が頻繁に使われます。高校時代英単語を覚えるために色んな参考書を買ってみたりするのですが、その中で○○連想記憶術なる本の最初に出てくるのがabondon=捨てる。覚え方は「あ、晩だと勉強捨てる」。もう最初から勉強する気無しの覚え方ですね・・・ちなみに次に覚えたのが「あの胃に悩まされる」。もうギャグでしかありません!annoyという単語が出てきたら、つい「胃」だったかなぁ~などと悩まされてしまいます。
実際は浮気に端を発してベスと再婚したんでしょうけど、息子からすれば母も自分も父に捨てられたと感じたに違いない。弁護士として大成した父を尊敬はしてるけど、どこかで憎んでいる部分もある。そんなニコラスがピーター家族の新生活に乗り込んでくるのだ。これを受入れたベス。いい人だ。しかし、ついニコラスの視線が気持ち悪いとかピーターに相談している会話を彼に聞かれてしまった・・・
リストカットも何度かやっていたニコラス。ついにピーターの家庭の中でもやってしまい、大騒ぎ。入院したほうがいいと医師に告げられるものの、夫婦がサインをすれば退院できると言われ、後者を選んでしまった。愛があれば克服できる!
重いうつ病。やはり周囲が本音を理解するのは難しい。その対処さえ誤ってしまえば悲劇に見舞われるのだ。終盤の銃声には驚愕のひと言。直前の会話ではそんな素振りさえなかったのだから、衝動を抑えていたんですね。メル・ギブソン主演の『それでも、愛してる』以来の衝撃でした。
エンドロール後のテロップにはハイティーンの自殺に関する文が載っていました。悩みを気づいてあげること、医者にかかるように勧めること、考えさせられました。尚、英語がわかりやすいので勉強になるかも。
こんにちは♪共感ありがとうございます😊何回観ても辛さしかない作品でした。あの銃声は、両親二人には知らせておらず、鳴るとは知らなかった二人の素の驚きだったようです。レビューが何かで目にしました。シャラメより、も一つかな、と思いつつ観続けると可愛く見えて来ました。染谷くんと雰囲気が似ているかも、ですが、ずっと可愛い子でした。🦕
今晩は。
エンドロールのクレジット、確か2秒位しかなかったかと思いますが、若者の自殺に関する内容だったので、私のレビュータイトルには、冒頭ヘルマンヘッセの「車輪の下」を入れましたよ。では。返信は不要ですよ。
おはようございます。そういえば最後のテロップはなぜ翻訳されてないのか気になりました。
染谷将太同感です。ちなみに最後の銃声はドンピシャでしたので聞こえる前に首をすぼめました(笑)。