「「熊」がいるのは外じゃない」熊は、いない かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
「熊」がいるのは外じゃない
映画自体はドキュメンタリーではないものの、内容は限りなくドキュメンタリー寄り。
劇中で監督が撮っているトルコのカップルのドキュメンタリー映画と本作と、監督自身の境遇のドキュメンタリーが入れ子構造になっているようです。
トルコから国外逃亡を望むカップル、村の因習から逃れるために国境を超えたいカップル、二組のカップルの悲劇もさることながら、国境の村の、ヒトが良さそうな村人たちの抱える闇が不気味と思っていたら。
密輸で生計立てていたら、政府の監視対象の映画監督は招かざる客。監督が注目されたら村ぐるみの密輸発覚の危険が高まってしまうので。
村人たちが監督の行動を監視するのは当然でした。
「熊」は外にはいない。内側のようです。
不謹慎ながら、劇中で監督の下宿先のお母さんがつくっていた料理が美味しそう、ナンのようなパン(?)のついたワンプレート料理をみてから、頭の中がインドカレーでいっぱい。
ツレもそうだったようで、映画終わってからふたりで近くのインドカレー屋さんにダッシュ、美味しくいただきました。
食べたいと思ったときに、何の障害もなくそれを食べに行ける
命がけで作った映画も、映画館を出たら、ただの「作品」として流せてしまう自分たち
どれほど稀有で幸せなことなんだろうかと思いました。
あくまでも、私の感想ですので、ご理解くださいね。』私はあなたのことを一切知りませんから、私の感想としました。言及しているわけではございません。きを悪くしたなら、ごめんなさいね。
失礼いたしました。
こんにちは
世界中にはさまざまな人がいてその数分の生活があり、置かれた状況により千差万別、それを知ること、そして改めて自分の状況を考えてみること、があってよいのでは。
私はそれ以上のことには敢えて言及しません。
熊に気づいていないと決めつけるのはいかがなものかと思います。
食べたいと思ったときに、何の障害もなくそれを食べに行ける
命がけで作った映画も、映画館を出たら、ただの「作品」として流せてしまう自分たち
どれほど稀有で幸せなことなんだろうかと思いました。』とおっしゃいますが、私はそれが怖くなってしまいました。問題意識が薄く熊に気づかないでいることが。あくまでも、私の感想ですので、ご理解くださいね。