アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判

配信開始日:2022年10月21日

解説・あらすじ

1985年のアルゼンチンであった軍事独裁政権の弾圧に対する裁判を映画化したリーガルサスペンス。フリオ・ストラセラ検事、ルイス・モレノ・オカンポ副検事、そして法を信じる若者たちが一丸となり、強大な相手との裁判に挑む姿を描いた。

1976年のクーデターによって樹立されたアルゼンチンの軍事独裁政権は、国民に過剰な弾圧を行っていた。政権崩壊後の1985年、弾圧の犠牲者たちに正義をもたらすため、フリオ・ストラセラ検事らは限られた準備時間のなか、脅しや困難にも屈せず、軍事独裁政権の幹部たちの責任を追及していく。

主演は「瞳の奥の秘密」などで国際的にも知られるアルゼンチンの名優リカルド・ダリン。監督は「サミット」などでもダリンとタッグを組んできたサンティアゴ・ミトレ。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。Amazon Prime Videoで2022年10月21日から配信。

2022年製作/141分/アルゼンチン・アメリカ合作
原題または英題:Argentina, 1985
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2022年10月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第95回 アカデミー賞(2023年)

ノミネート

国際長編映画賞  

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)

受賞

最優秀非英語映画賞  
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映画レビュー

4.5 証言者がいかに勇敢なのかがよく分かる作品

2023年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アルゼンチンの軍事政権の支配が終わった後、その軍部の非道な悪行をどう裁いたのかを克明に描く実話ベースの法廷劇。その時代、不当に逮捕・監禁・拷問された被害者は3万人にもなると言われていたが、政権中枢には軍の息のかかった人間がまだ残っているし、当時の政権支持者も市民の中にはいる。主人公は全国民が注目する裁判の検事となり、証人集めに奔走する。
副検事は、軍政権に近しい家の出で、軍を裁くことは家族に背くことでもある。主人公の検事の華族には脅迫電話もかかってきて、危険な状況に陥りながらも、2人は若いスタッフの助力で多数の証人を集めることに成功する。
映画のハイライトは、当事者たちの証言シーンだ。妨害も脅迫もある中で勇気をもって証言する人々の勇敢さを最大限称えるように描いている。再現シーンはないが、むしろ言葉だけで語られる所業は、軍政権の非道さを想像させて余りある。クライマックスの最終論告のスピーチは、法の下の平等をたからかに訴える名スピーチだ。

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杉本穂高

3.0 アルゼンチンを知る事のできる作品

2025年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

恥ずかしながらアルゼンチンが南米にある国という事くらいでどういう歴史で成り立った国なのか今まで知らず、この作品で知る事ができました。
1985年というそんな遠くない過去なのに、日本とは違い過ぎました。
軍事国家から民主国家へ、そういう歴史のある国は多いけど、そこに至るまでが本当に大変な事だったのがよくわかりました。
証人の人達の証言があまりにひどすぎて聞いているのがしんどいくらいでした。
映画としてのこの作品がどうとか言うより、こういう事があったという事を世界に伝えるという意味でとても大切な作品だと思います。
脅されながらも起訴した検察の方々、勇気ある証人の方々、本当に素晴らしい方々です。

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小町

4.0 アルゼンチンを知る上で最適な作品

2025年9月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

驚く

ドキドキ

CSで録画視聴。アマゾンオリジナル作品。
このCSで特集したアマゾンオリジナルシリーズ初放送で面白かったのはこの作品。アルゼンチンの軍事独裁政治に関する裁判を描いた
作品を描いた作品だが、中身が濃く面白かった。アルゼンチンを知る上でも最適な作品。

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ナベさん

3.5 アルゼンチンの没落

2025年8月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

1976年から1983年までの軍事政権下での拉致、拷問、監禁、殺害された行方不明者は、人口4600万人中何と3万人。先進国だったアルゼンチンが、軍事政権と新自由主義のせいで今や貧困国。軍事政権も新自由主義も国を没落させます。

そんな時代のアルゼンチンで裁判を通して軍事政権幹部を断罪するのは凄く勇気のいることです。裏切りの可能性もありますし。私は生まれた時から民主主義を享受していますが、民主主義は人々が血を流しながら作られたものですし、常に粘り強くアップデートしないと無くなってしまう可能性もあるのですよね。

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ミカ