「何と言ってよいのかわからない。」イニシェリン島の精霊 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
何と言ってよいのかわからない。
一緒に行った二人の評価は極端に低かった。
私は好き(?)だった。
オシム監督に似てる人の行動がまったくわからなかったが、それでも何か好きだった。どんよりとした天気や島の閉塞感が何とも言いようがない雰囲気を醸し出している。
主人公や妹さんやドミニクくんはとても優しい人たちで、幸せになってほしいと思いながら見ていた。
追記
コルムさん(オシム監督に似てる人)の行動がどうしても理解できなかったので、もう一度見に行った。
何も新しいことがわかったわけではないのだが、コルムさんの気持ちが、前よりも理解できた(ような気がする)。
衝撃的な場面も、二度目ということで緩和され、落ち着いて、じっくりと見ることができた。
で、この映画の本質は、やっぱり、そのまんま、この映画を受け取るしかない、という結論に至った。
二度見てみても、やはり、この映画が好きである。
鑑賞後、しばらくしてふと思い出し、ストンとなにかはまるようなことがありますね。
日々の変化のなか、今、生きてるからでしょうね。それってしあわせなことだとかんじます。
コメントありがとうございました。
アイルランドの内戦という悲劇を寓話として描いたものと受け取っていたので、追記に書かれていた「そのまんま、この映画を受け取るしかない」というのは本当にそうだと思っています。
でも、ドミニクには幸せになってほしかったです。
今作もまた、その余韻が面白いですね。
個人と個人、地域と地域、国と国…単位や規模は違えど、どんな時代も繰り返される永遠のテーマ。
価値観とは実に様々であり、そうあるべきだろう。縮図のようなそれを感じながら、美しき地球という同じ母体を生きる者たちが、維持していくべき互いの距離の捉え方をどうしたら共有できるのだろうかと…
アイルランドの景色と動物の無垢な瞳を思い出す朝です。
Mさん コメントありがとうございます
また観にいかれたのですね。いいなー。気になる新作がどんどん出てくるし、振り返りたい作品も回数が短縮され始めるし、、の頃は、わたしも気持ちがざわざわざわざわ😅
やっぱり 何回も考えるうちに
じぶんのなかで〝がっちゃん〟と鍵がまわるようになるような瞬間がきて、次の部屋にまたすすむ、、みたいな繰り返しがあります。
M様コメントありがとうございます。
この映画みたいに考えさせる映画もいいですね。散々考えましたよ。でも繋がった時が快感。
他の方は最後のシーンが幻想とする意見がありました。それも有りかな・・・
なんか意見百出も楽しいですね。
失礼します
私も、鑑賞後の考察サイトで色々漁りましたがw しかし、アイルランド問題を絡める事よりも、自分自身の経験に今作のような内容がニアミスしているかどうかではないかと思い始めました 同じような経験をした人しか分らない共感性、ホントにニッチな作品だと思います ハッキリと人から「お前は退屈だ」と言われたら・・・
存在価値の否定ですね そうでなくても生きてる意義なんてそもそも無いのですから
そんな言葉に振り回されずに、自分自身が意味ある人生を過ごしていきたいモノです
失礼しました
こちらでコメントの返信をさせていただきます。「化粧」はすきですよ。『佐々木インマイマイン』は前から観たいと思っていたので是非観てみます。ご推奨有難うございます。他にも観た方が良いと思われる映画があれば是非紹介ください☺️
Mさん、こんにちは。もーさんです。たくさん共感頂き有難うございます。
確かにシボーンを見送っていたもう一人はあのお婆さんだったという解釈も有だと思います。シボーンがあの人物を見つけた時の表情をどう解釈するかでしょうね。
人間は感性も考え方も十人十色で違うので人によって評価が違うのは当たり前だと思いますよ。私は故淀川長治先生の「映画は人間の感覚を磨く総合芸時」という言葉を座右の銘にしていて、自分がその映画を観て感じたことに基づいて評価する傾向があります。だから思いっきり一般的な評価から外れる時もありますし、理論的に映画を分析評価する人にはとても叶いません😅
今後も共々に映画を楽しんでいきましょう☺️
宜しくお願いします。