「愛は血の味がした。」ボーンズ アンド オール 23さんの映画レビュー(感想・評価)
愛は血の味がした。
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突然に人を喰べる側となってしまった少女。
父親は蒸発し、顔も知らない母を探す旅の中で初めて知るマイノリティたちに出会う。
とにかく展開の魅せ方が秀逸。マジョリティからは弾かれ、マイノリティの理解もできない立場に突然置かれた主人公の不安感、焦燥感が伝播するような音と映像が続く。
さらに束の間の休息のようなシーンかと思いきやすぐに突き落とす。
旅の終わり“普通”の生活を始めた2人だが、結果として喰べる側としてラストを飾る。
これまで鑑賞した中でも屈指の心抉られる作品。
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