TAR ターのレビュー・感想・評価
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音やリズムを支配したい主人公が、段々と調子を狂わされ、徐々に人生を...
音やリズムを支配したい主人公が、段々と調子を狂わされ、徐々に人生をコントロール出来なくなっていく様を、静かだけれどソリッドに、ダイナミックに描く。
キャンセルカルチャー、芸術至上主義vsポリコレ、ポストフェミニズムなど、幾重にもテーマが複雑に絡み合っているので、紐解きは大変。
・なぜ、モンハン?
・オルガが謎めいてよくわからない
・被害者側をfade-outさせることでそこに寄り添う話にはせず、加害者側メインで描く。ただし、反省などの心情は分からないまま。
・会話劇メインで画や会話で仄めかすものが多いので、読み取りや解釈が多く求められる。特に、会話での伏線や仄めかしが多い印象。
・燃ゆる女の肖像、パリ13区の、ノエミ・メルランが出ている。画的にすごく印象的。エマニエル夫人どう演じるのか気になる。
・東南アジアを都落ちに使っているが…
2度見るにしても、何かしらの解説を聞いた上でじゃないと意味ないと思える映画。
オルガ役のロシア人女性は何者?か気になった
教え子が自殺したっぽい…とわかってからは、リディアが追い詰められていく様子がケイト・ブランシェットさすがの演技力でぐぐぐっと引き込まれたけど、正直そこまでの前段が少し長いなと感じた。音楽の専門用語とか、知らない指揮者の名前とか連発でちんぷんかんぷんだったので、リディアはこんな感じのイケイケ女性指揮者なんだなーと雰囲気だけ感じ取りながら見てた。
それにしてもあのロシア人のオルガは女優さん?プロのチェロ奏者?女優さんにしてはチェロうますぎるし、チェリストにしてはチャーミングな演技うますぎるし、どっちなんだろう?どっちにしてもめっちゃオーディションとかしたのかなあ…とか思いながら見ていた。
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