劇場公開日 2023年5月12日

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「これは傑作だった、そして好きだった、」TAR ター エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これは傑作だった、そして好きだった、

2023年5月25日
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鑑賞方法:映画館

ケイト・ブランシェットがベルリンのオーケストラで女性初の首席指揮者となったリディア・ターを演じた。

『ブラック・スワン』のようなエキセントリックな内容を想像してたが違っていた。静かに積もっていく何か。その噴出はむしろ『ジャンヌ・ディエルマン』の感触に近いか。

オーケストラのリハーサルも、私生活のエピソードも、すべてを失った後のささやかな再生も、そのすべてが好きだった。

出ずっぱりのケイトと過ごす時間が愛おしかった。

彼女のベストと言いきれる作品だがオスカーを逃したのは不運だったなぁ。エブエブの勢いに負けた。

エロくそチキン2