「ター」TAR ター みすたーのーぼでいさんの映画レビュー(感想・評価)
ター
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クラッシック音楽の知識必須。最低でも学校の演奏部くらいの経験が必要。
それくらい敷居が高い。
いわゆる「映画コメンテーター」とか自称している輩のレビューはシカトで観る/観ないを判断することをお勧めする。
「ブランシェト」の演技だけを観に行くのは可。10年に1回の演技。素晴らしい。あそこまではなかなかできない。
主演女優賞は「ブランシェト」だったな。最近は変な忖度は付き纏って更に映画がつまらなくなったが、あそこまでやって賞を貰えなくなると役者が可哀想だし将来の映画の内容が低下するだろう。
トッドフィールドは人の内面を掘り下げるとか曝け出すのが好きだが、これはかなりピンポイントな人の掘り下げ。なので作り手の取材もかなり高い。
交響楽団の指揮者の話なので徹底的な指揮者のリサーチに基づく「ブランシェト」の演技は重ねて必見である。(但し、前述のとおり楽団関係者でないと所作の意味合いまでは理解出来ない。)
無知でも楽しめる「アマデウス」とは違いこれは交響楽団に関わるくらいの人間でないとついていけず飽きる。
俺も不覚にも2回寝てしまった。
あっちの映画も2度寝したが・・・。
俺みたいな「映画音楽かじり」くらいな奴では理解は出来ない。
なんたって、「ジェリー・ゴールドスミスの『猿の惑星』は〇〇の盗作よね。」ってマニアな台詞の中の“〇〇”を知らない俺は、思わずスルーしてしまい今だにピンときていない。
「ゴールドスミス先生」の代表作でアカデミー音楽賞ノミネートの曲に対しての台詞に何の反応も出来ないのは非常にまずいので、勉強しに再度映画館に行かせて頂きますよ。
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