「超人ケイト。」TAR ター ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
超人ケイト。
絶頂から凋落へと緩やかに移行する時間軸の中で、ケイトの演技力にただただ終始目が奪われる。それは、むしろストーリーなんてなくても良いのではないか、とさえも思えるほどの超越した何か。ある時は女王、ある時は継母、ある時は猿、ある時は同性愛者、ある時は超感覚保有者・・・と、これまでの彼女のキャリアを結集したキャリアハイとも言える1本(個人的には”マニフェスト”に次ぐ)‼︎
なお、音楽家の何たるかの知識が万全ではなかったものの、伏線や記号的なものが粒立ちよく散りばめられているため、いちしがない音楽ファンにも楽しめる内容。
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