「EGOT」TAR ター いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
EGOT
エミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞の頭文字を取ったもので、エンタメ界における主要な4つの賞すべてを獲得した人とのこと 間違いなくアート&エンタメでのラスボスって感じのポジションである
では、本作の主人公はその評価を間違いなく甘受する人物なのだろうか?というのが本作に於いて問われる筋立てである
権力闘争、政治力等々、人間社会に於いて自分にとって本当に苦手な分野での作品である 事前情報でパワハラシーンの羅列ということだが、テレビドラマのようなあからさまな内容では無く、リアリティを伴った"さもありなん"的出来事なのが、今作の深みを際立たせてる 男女の差がもし無くなったとしたら、次に訪れる格差は老若であろう そこも示唆している件もあり、サイコホラー的要素も含めた、まぁてんこ盛りの展開であった なので一言では言い表し難い数々の視点を散りばめられた出来である 初めの冗長部分も、後半への布石としての罠の張り巡らせ方の用意周到さ、それを演じる俳優の非凡さに構成の緻密さを感じざるを得ないのである
人に拠っては、単に頂点まで上り詰めた人間のしっぺ返しを朗々と紡いだ、平家物語的な流れと思うだろうが、しかし昔と違って、そう簡単に人は殺されないし、死にはしない 何度目かのチャンスを目論んでサバイヴする人間の強かさを表現する作りとして本作は興味深いのである それが喩えエンタメの極北であるゲーム音楽だとしてもだ 芸術とエンタメ、これが邂逅する未来が訪れるかもしれない示唆に富んだ作品だと思うのは見当違いだろうか?
コメント返信ありがとうございます。
実は勿体無いことに、私は夜中に観ててちょっとばかり寝落ちしておりました。多分かなり見落としがありました。
「モンハンのコスプレ」がラストに映ったのだろうと思います。
ゲームを全くしないので、分からないのです。
それにしてもいばねまさんの「知識と見識の深さ」です。
〉老若格差・・・日々ひしひしと感じております。
芸術作品であれエンタメ作品であれ、後世に受け継がれていく作品はは
やがて古典になりますものね。
共感いつも有り難うございます。
コメントも嬉しいです。
やまたつ(今、JA・・・への対応で意外な素顔を見せた方のことですか?)
ターさんもやまたつさんも打たれて凹む人ではないですものね。
ただSNSのバッシングで、生きる意味を失う人も中にはいて、
発言一つでも抹殺されたり怖いですね。
私が見たラストは、お聞きしたのですが、ゲームの「モンスターハンター」の
楽曲が使われてるそうなのですが、その後に宇宙へ飛び立つイメージの
武装(鎧や兜みたいなのを着込んだアメコミヒーロー集団みたいな)した人々が列車か?飛行船みたいのに乗って宇宙へ飛び立つシーンがあって、
その後にエンドクレジットになるのでした。
すいません、説明が下手で。
配信を購入したのでラストは3回くらい見てしまいました。
それでターの生きる道は、宇宙かな?って思ってしまいました。
お聞きしたのですが、ターはタクトさえあればどんな辺境でも、
満ち足りて生きていけるそうです。
(すいません、駄文を長々と)