「裁判で明らかになる非合理的な動機」サントメール ある被告 morihideさんの映画レビュー(感想・評価)
裁判で明らかになる非合理的な動機
仏文専攻の娘に付き合って鑑賞。
現代のフランス事情と裁判を丁寧に描いているので、最初は面白かった。
ただ、裁判が淡々と続き、途中で少しダウン。
裁判で、非常に合理的な背景と非合理的な動機が浮き彫りになる。
母と娘の関係が多重に重なるが、全て暗黙的で解釈がむずかしい。
明らかなのは、華やかでないフランスの現実、移民の姿、受け入れ側(白人)、旧宗主国からのプロモーション。
犯罪には、他人には、自分にもよくわからない人間的な思いが絡むのかな?
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