「リトル・ガール・ブルーが心地よく流れる」サントメール ある被告 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
リトル・ガール・ブルーが心地よく流れる
子殺しと言えば、
ギリシャ悲劇王女メディアとなり、
マリア・カラスが忘れられない。
この女性心理が分からないと、
女性ばかりの法廷で、
男性ばかりの参審員と言えど真理は審判されないのが欧米か?
でも、その決め手はキメラで決まったか?
完璧なおフランス語が出来ても、
中味はセネガルの未体験の孤独な女の子。
それにしても、
リトル・ガール・ブルーはいい歌だった。
そう言えば、
主演の女の子は、ニーナ・シモン似だなぁ
( ^ω^ )
我が子を殺した罪に問われた女性の裁判の行方を実話を基に描き、
2022年・第79回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞を受賞した法廷劇。
フランス北部の町サントメール。
女性作家ラマは、
生後15カ月の娘を海辺に置き去りにして死亡させた容疑で逮捕された若い女性ロランスの裁判を傍聴する。
セネガルからフランスに留学し、完璧なフランス語を話すロランス。
被告本人や娘の父親である男性が証言台に立つが、真実は一体どこにあるのかわからない。
やがてラマは、偶然にも被告ロランスの母親と知り合う。
「私たち」などのドキュメンタリー作品で国際的に高く評価されてきたセネガル系フランス人監督アリス・ディオップがメガホンをとり、
作家マリー・ンディアイが脚本に参加。
「燃ゆる女の肖像」のクレール・マトンが撮影を手がけた。
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