「【”娘を事故で亡くした母親が伝承儀式を使ったがために齎した禍々しきモノ。”今作は娘を想う母の気持ちと絆及び第一章との繋がりも氷解するホラーであり、様々な母娘の関係性と絆を描いたドラマでもある。】」紅い服の少女 第二章 真実 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”娘を事故で亡くした母親が伝承儀式を使ったがために齎した禍々しきモノ。”今作は娘を想う母の気持ちと絆及び第一章との繋がりも氷解するホラーであり、様々な母娘の関係性と絆を描いたドラマでもある。】
■社会局家庭内暴力センターで忙しく働くリー。
ある時、まだ学生の娘・ヤーティンの妊娠が発覚する。
リーは娘の意志を無視して中絶を強いようとするが、ヤーティンは反発し、姿を消す。
そして、学校の監視カメラには、紅い服の少女に連れ去られる娘が映っていた。
◆感想
・第一章で幸せになったと思っていたイージョンとジーウェイの哀しき現実にまずは驚く。そして、前作のラスト、幸せそうな家庭の壁を這い上がる禍々しき蟲の意味が分かる。
・今作では、そのイージョンのジーウェイへの想いも絡ませながら、リーとヤーティン母娘の確執と和解とを禍々しき”魔神仔”の姿と共に描いている。
■今作は土着性溢れるホラーとしても十二分に怖いが、数組の母娘の物語でもある。遊園地の事故で娘ヨンチンを亡くした母リンが娘を蘇らせるために行った事により、現れた禍々しきモノ。
だが、リンは次女にも同じヨンチンと言う名を付けて守っていた事が分かるシーンや、亡くなったヨンチンと生きて居る妹のヨンチンが向きあい、禍々しきものが消え、霧が晴れるシーンは印象的である。
そして、”魔神仔”に憑りつかれていたヤーティンも正気を取り戻すのである。
<今作シリーズは、台湾で実際に在ったとされる紅い服を着た女の子の話をベースに、2章立てで製作されたホラーであり、様々な母娘の関係性と絆を描いたドラマでもある。>
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