ファンタスティック4 ファースト・ステップのレビュー・感想・評価
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穏やかな世界観、三度目の正直‼️
メジャー作品としては3回目の映画リブートだよね。
コンテンツに向上があるとは思えなかった。
あんまし期待しないで、でも、ヒーロー映画の派手な展開だけ楽しもうと観に行った。
…感動した。
派手じゃなくて、わりと落ち着いた静かな展開で、世界観も60年代から70年代のアメリカ昇り調子の頃。
時代性と、柔らかな手触りの画質が「ワンダヴィジョン」に似ていると思ったら同じ作り手かぁ❣️
マーベル初期のヒーローと言うイメージがこちらにもあるので、その世界観はあってる。
ホワイトウィドウで魅力を感じていたけど新作『MI』には出なかったので寂しく思っていたヴァネッサ・カービーが、今作では主役を貼っていて、なおかつミスマッチとも思える母性を爆発させていた。
そのヴァネッサ・カービーも主役顔とも言い難いけど、他のメンバーも、なんか物足りない面々…、だからこそ、しっとりとした演技を楽しめて良かった。
有名な背景を持つ、敵役のシルバーサーファーだけど、宇宙を最新映像技術でサーフィンしていたし、今回は女性で、当初から悲壮感が漂っていたけど、美しかったね。
主役の4人が、強大な敵ギャラクタスに対し、いまいち本来のスーパーパワーを発揮できないのが物足りなかったけど、物語の筋は、可愛い赤ちゃんを軸に、その赤ちゃんの存在を世界と天秤にかけられつつも、世界の周囲の目は穏やか…、4人が最適解に突き進む骨太の物語。
面白かったっス❗️
各国政府とか軍隊とかが全く出てこなくて、地球の防衛は4人だけ…、そして、「世界」がギャラクタス追放作戦に即座に協力するのが、あえてなのだろう…、なんかシュールでもあった。
「銀河の危機」よりは良かったが…
敵の目的やら色々知ってて観る分、面白さは減ったような気がしました。
ほとんどスーとジョニーしか活躍しないのもなんだかなぁ。
レトロでアナログなハイテクの世界観は◎
ファンとしては、ジョン・マルコビッチが見たかったな。
4点!
どうせカートゥーンならこの位スカッとしたい。
悩むならこの位重要な選択で悩みたい。
宇宙の出産シーン初めて観た。
ペドロパスカルはゴームズじゃないと思っていたが、意外とピッタリでした。
妖星ゴラス味、この地球の人はみんな出来てる。
最後もアニメで満足、ムッシュムラムラは無かったけど。
アベンジャーズ用のキャラ紹介映画
スケールは大きいが全体的に地味。
『サンダーボルツ』の時にも思った事だが
「アベンジャーズにこのキャラ出すから、とりあえず映画やって場を繋ぎつつキャラ紹介しとこうぜ」感が拭えない。
それでもサンダーボルツはまだ
アウトローなキャラクターたちが
それなりに暴れてくれていたので割と満足したが
この『F4』の映画はクライマックス以外は
そこまで盛り上がらないし
そのクライマックスも正直少し地味。
もちろん地味とはいってもマーベル作品なので
かなりの制作費はかかってるし、
金かけてる分CGや描写は日本とは比べ物にならないが
やはりというかなんというか、敵と戦う描写で
あまりカタルシスや高揚感を得られないのは
戦い方や倒し方に原因があるのかもしれない。
これも「強すぎる敵をどう倒すか」に対する答えが
イマイチ釈然としないという不満が残る点で
『サンダーボルツ』に共通しているかもしれない。
自分はそこまでマーベル作品を追っているわけではないが、
それでもガーディアンズやデップーのような
有名作品は見たことがあり、
それらはいずれも単体で勝負出来る作品となっていた。
しかしこの作品には残念ながら
先述の作品のような映画単体としての魅力は
薄く感じられた。
60年代と未来の融合ファンタジー
がっかり。
Sexy Alien
おかしな、おかしな、A.I. Concept
本作を見る前に時代が50年代とするファンタスティックフォーをある動画サイトで見てしまった。
それが往年のスター4人がファンタスティックフォーを演じていたが、そんなんあるわけもなく、疑ってみたのが悪かったのか、AIが生成した彼らはどうしても完璧な本人とは思えなかった... それでたぶん個人で思っている事なのでどうでもいいけど、ユニフォームの青繋がりと時代背景がPANAMビル繋がりで、本作がベースになっていると思ってしまったところに個人的に恐縮するけど本作自体がそれほど面白いとも思えなかった。
しょせん、『ファンタスティックフォー』自体が好きではないってことね!?
ラストはあたしの好きな『大魔神』が出てきて、とっ散らかします。
それと次回作はきっと... 『ファンタスティックフォー』ではなくて、『ファンタスティック・ファイブ』ですね?
AIが作ったシナリオみたいで、これ以上伸びないリードぐらい薄い内容だったと思う
2025.7.25 字幕 MOVIX京都
2025年のアメリカ映画(130分、G)
原作はスタン・リー&ジャック・カービー『ファンタスティック・フォー』
地球を狙うエイリアンと戦う超能力一家を描いたヒーローアクション映画
監督はマット・シャンクソン
脚本はジェフリー・キャプテン&イアン・スプレンガー&ジョシュ・フリーマン
原題の『Fantastic Four:First Step』は「最初の一歩」という意味
物語の舞台は、アース828のアメリカ・ニューヨーク
宇宙探索にて予期せぬハプニングに見舞われたリード・リチャーズ(ペドロ・パスカル)、彼の妻スー(ヴァネッサ・カービー)、スーの弟・ジョニー(ジョセフ・クイン)、リードの高校時代からの親友ベン(エボン・モス=バクラック)は、大量の宇宙線を浴びてしまい、特殊能力を身につけることになった
リードは変幻自在に体を伸縮させ、ミスター・ファンタスティックと呼ばれる
スーは体を透明にできることからインビジブル・ウーマンと呼ばれ、ジョニーは体に炎を纏い、空を飛べる能力を有しヒューマン・トーチと呼ばれた
そしてベンは、全身が岩に覆われたような姿に変わり、ザ・シングとして慕われるものの、普通の生活とは縁遠くなっていた
ある日のこと、スーの妊娠が発覚し、待望の家族が増えることになった
宇宙線を浴びた両親から生まれた子どもということで心配するリードだったが、どんな検査をしても異常はなく、子どもはスクスクと育っていった
それから数ヶ月後、彼らの前に思いもよらない敵が姿を現す
それはメタリックな姿をしたサーファー(ジュリア・ガーナー)で、宇宙の果てにいる最高捕食者ギャラクタス(ラルフ・アイネソン)の使者だという
ギャラクタスの獲物となった星は抵抗することもできずに食われてしまう運命で、リードたちはそれを阻止しようとサーファーの痕跡を追って宇宙に出ることになった
そこでギャラクタスと対峙することになった彼らだったが、ギャラクタスは思いもよらぬ提案をしてくる
それが、リードとスーの子どもを渡せば地球は見逃すというものだった
交渉は決裂に終わり、地球のみんなに報告するリードだったが、市民から非難の声を浴びてしまう
だが、スーは市民の前に立って、「地球の為に子どもを犠牲にはしない」と言い、ギャラクタスと戦うことを宣言するのである
映画は、どの世界線の延長線上か最早わからず、フリークか制作サイドの一部だけが世界線を共有しているようなものとなっていた
「ああ、アース828なのね」でわかる人はマニアだと思うのだが、映画は初心者向けの内容になっていて、起承転結のはっきりした勧善懲悪ものとなっていた
逆に言えば、ほぼ捻りの無いストーリーで、過去のハリウッド映画をAIに学習させて、売れそうなシナリオを書いてもらった、というぐらいにテンプレ感が満載に思えた
ストーリーとしてもおかしな部分が多く、例えばギャラクタスとの交渉に向かった結果をそのまま報告するというのも微妙で、市民の反応を考えたら伏せておくと思う
また、妊婦なのに宇宙に向かうのも不自然で、地球に残って彼らを見守るでもよかっただろう
3人で交渉に入るものの無理難題を言われてスーには言えずに苦悩する、とかでも良かったし、それがバレてスーが激情する方が自然にも思える
そして、相手の真の目的がわかった段階でスピーチに繋げることも容易で、コロコロと意見が変わってなびく人々を描いたところであまり意味はないように思えた
さらに、惑星を丸ごと食べるというギャラクタスだが、実際には機械のようなものが食べていて、その栄養素みたいなものを注入されているだけだった
なので、実際のギャラクタスはそこら辺の高層ビルぐらいの大きさで、一気にスケールがしょぼくなったような気がする
彼自身が単身で宇宙船みたいなところから地球に降りるのだが、この辺りも物理的法則完全無視で、あの宇宙船が地球の近くに現れただけで甚大な影響が出ると思う
ギャラクタスを宇宙の彼方に放り出そうとするブリッジも相手が木星ぐらいにいる段階から建設が開始して完成しちゃうので、映画の中の時間はかなりの年月が経っている
それゆえにすぐそこにある危機にも感じられず、子どもを奪うだけなら、あの宇宙船で近くまで来る必要もなかっただろう
サーファーに奪還を命じて待っていれば良いだけなので、単に地上戦を描くためだけに登場させたように思えてしまった
挙げるとキリがないので割愛するが、全てにおいてサプライズがなく、アクションも地味で動きが少ない
未公開のファンタスティック・フォーのメンバーのカメオ出演もほぼわからないレベルで、ポストクレジットの謎の男も顔すら見せない
見どころはエンドクレジット後のアニメのOPぐらいで、懐古厨なら感涙の展開だったのかな、感じた
いずれにせよ、極めて「普通」の作品で、これを現時点で公開する意味があったのかは謎だった
能力を得るシーンは割愛されているし、地下帝国とかの戦いもダイジェストだったので、後半にスーが助けを求めに行ったキャラも「こいつ誰だったけ?」みたいな感じに思えた
一応、彼らを統括するチーフ・リン(サラ・ナイルズ)もいるのだが、いてもいなくても良いレベルだった
そう言った脇のキャラの描き方も含めて、もっと洗練すべきものがあったのではないか、と感じた
公開記念イベント試写会にて鑑賞
負けるなペドロ! ゴムパッチンみたいに手足ひき伸ばされ悶絶しようとも!
過去4回の映画化は未見。そのよからぬ風評を耳にして長らく4人を遠ざけてきたから、彼らの特殊能力もろくに知らない。『デッドプール&ウルヴァリン』でクリエヴァのことをキャップと思ったら実はヒューマン・トーチだったというギャグに気づかなかったくらいだ。当然、彼らの「MCUにおける立ち位置」もよく分かっていない。
そんな自分がなぜ今回観ようと思ったかといえば、予告編で流れる「ファンタスティック、フぉ~、フぉ~、フぉぉぉお!」のコーラスが耳にこびりついて気になっていたからだ。で、その結果は——これが案外いい。思いのほか楽しいのだ。その主な理由は3つある。
第一の理由は、本作が予備知識ほぼゼロで楽しめるつくりになっているということだ。
話の流れの中で、関連作を観ていないと引っかかりそうな謎のキャラやアイテムが一切出てこない。複雑にからみ合った昨今のMCU「マルチバース・サーガ」において、これは特筆すべきことだろう。唯一気になるとすれば、映画冒頭に字幕で「アース828」と断り書きが出ることくらいか(要するに「似て非なる別世界」という意味ね)。
第二の理由は、1960年代のアメコミ/SF映画などを彷彿とさせるレトロフューチャーなコンセプトがダサかっこいいこと。
たとえば、シンプルデザインのロケットや各種メカ、疑似マンハッタンの街並を巧みに視覚化したプロダクションデザインであるとか、スプリットスクリーンを多用してアメコミの1頁でも眺めるような効果をもたらすとかが、これにあたるだろう。そこにはほのぼのした心地よさが漂う。
さらに、ここから思い浮かぶのは『スター・トレック/宇宙大作戦』『宇宙家族ロビンソン』『サンダーバード』などの海外テレビシリーズ、日本なら『スーパージェッター』『鉄腕アトム』といったテレビアニメだ——もちろん、どれもリアルタイムでは見ていないが。あるいは「午前十時の映画祭」で観た『大魔神』『海底軍艦』といった特撮ものを挙げてもいい。本作はこうした映像遺産をブラッシュアップし、より洗練したカタチで提示してみせるのだ。
第三に、これまでになく4人の「疑似家族」的な結びつきが本作では強調されていることが挙げられる。
過去のMCUで描かれてきた超人たちのチーム的結束やバディ的な絆、あるいはハミダシ者たちの戦友的なノリと比べると、ファンタスティック4の結びつき(=夫婦/姉弟/親友同士)では「家族愛」が前面に打ち出され、ある種ホームドラマ的な色彩を帯びている。インビジブル・ウーマン(バネッサ・カービー)が一般大衆に「世界は一つの家族」と訴えるくだりなど、さすがに今の世界情勢を鑑みると鼻白むほどだ。しかし、それだって見方を変えれば、悪い方向へと歩み続ける現実世界を逆照射したものといえなくもない。
以上三点のほかにも個人的に愉しめたところは幾つかあって、ここでは3つほど挙げておきたい。いずれも出演者にかかわる箇所だ。
まず、惑星の食べ歩き(?)をなりわいとする巨神ギャラクタスだが、この役を、デヴィッド・ロウリー監督の『グリーン・ナイト』で緑の騎士役だったラルフ・アイネソンが演じており、妙にナットクした。「ワーーハッハッハッ」と高笑いしていた緑の騎士も最高だったが、大魔神みたいな本作のギャラクタスもなかなか良い。しかも「東京ドーム●個分、あべのハルカス●個分」と例えたくなるほどのバカデカさで、IMAXスクリーンが実によく映える。
シルバーサーファー役のジュリア・ガーナーは、4人が敵わないほど強いのに、キティ・グリーン監督の『アシスタント』で新米アシスタントが浮かべていた憂いの表情とソックリな顔をずっとしている。同一女優なんだから同じ表情は当然ではあるけど…。
ミスター・ファンタスティック役のペドロ・パスカルは、手足がびょよよんと伸びる口髭おぢさんという設定がヒーローらしからず、意表を突かれた。日本では決して出てこない発想だ。映画終盤そんなおぢさんの両手両足をギャラクタスがつまんで、胴体がちょん切れる寸前までぐぃんと引き伸ばしちゃう。どこまで伸びるか。明らかに面白がってるギャラクタス。ここで不意にゆーとぴあのゴムパッチン芸(古っ!)を思い出し、爆笑してしまった。ごめんよ、ペドロ。
以上IMAX試写会にて鑑賞。
これは面白い
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