「結局、母は強し」ファンタスティック4 ファースト・ステップ Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 結局、母は強し

2025年8月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

何度か目の映画化らしいが、自分としては「ファンタスティック・フォー」シリーズは初見なので、ほとんど何も知らずに鑑賞。ただ、冒頭で「ファンタスティック・フォー4周年」みたいなテレビの特集番組という形態でこれまでの活躍などがダイジェストで流されるので、こんな感じなんだ、という雰囲気は私のような初心者でも掴める。

ただ、近未来的な要素がありつつ、人々のファッションや雑誌の表紙のデザインなどがとても60年代っぽくて、壊されるビルが何とパンナム・ビルだったりして、一体いつの時代の話なんだろうということが初心者には判然としない。

ただ、ロケットが飛んでいく様を見ながら、あぁやっぱりアポロの時代なんだ、と思った。このくらいの時代へのノスタルジーというのは月の石を見に行った世代が再び万博を、とか言っているのと同様の感覚なのだろうか?

惑星を滅ぼす敵のギャラクタスと戦うという壮大な話のはずなのに、気づけば家族を大切にすべきか、公共のためには自己犠牲もやむなしと考えるべきか的な比較的小さな事でテーマに矮小化されている。そして、最終的には母は強し、ということになるのかな?

まぁ、特殊能力を持っているとはいえ、さほど目新しさもなく、全体としては地味。そんな感じだから今までも観てこなかったのかなぁ?

Tofu
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