「レトロお洒落なんだがいかんせんレトロなんでパンチが弱い」ファンタスティック4 ファースト・ステップ ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)
レトロお洒落なんだがいかんせんレトロなんでパンチが弱い
正直、ファンタスティック4の歴史を知らないため、本シリーズに対する文脈はわからず、マーベルの一作品という認識で鑑賞。
当時のファンタスティック4世界観の延長から設計されているであろう最先端科学デザインは、なかなか興味深く面白かった。
データの記録媒体がメタル調レコード盤だったり、屋外広告が巨大ブラウン管だったり、空飛ぶ車は存在しているが、スマホはなかったりと、観客の世代によっては不可思議な世界観に見えてしまうだろうな。
飢えのために星を喰っちゃうトンデモ宇宙大巨人・ギャラクタスに、次の食事の標的に狙われて一大事の地球。この地球滅亡を救えるのはファンタスティック4なのだ。侵略される前に先手を打って、ギャラクタスの元へ向かうファンタスティック4。しかしスーは身重という状態。はたして一行は地球を救えるのか?
といった流れですが、なるほど、昔の冒険活劇は世界観設計がかなり大雑把で勢いのみで作っていたよなー。もう細かいことを言い出したらキリがないし、ヤボでしかないっすよね的な感じ。もう強引な力技で物語を終盤までグイっと引っ張っていきます。
そして恒例のマーベル・マルチバースを示唆するエンディングへ…。
うーん、また全員集合企画をやるんだよね。まーやるよねぇ。
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