「このメンバーじゃ弱いだろと思わせて」サンダーボルツ* 弁明発射記録さんの映画レビュー(感想・評価)
このメンバーじゃ弱いだろと思わせて
サンダーボルツの名前に恥じぬ雷まじりの大雨の中、劇場へ向かう。
これさあ。オチありきじゃねーか!
ええー!さすがにこいつらがニューアベンジャーズはないでしょ!という観客のツッコミ待ちじゃねえか!
まあだからこそ今後のアベンジャーの映画で真のアベンジャーズは誰か!みたいな展開につなげるんだろうけど。
126分の上映時間はCM込みだともっと長く140分あるのでもっと全体的に短くできただろうとは思う。
ヴァレンティーナの出番が多く、この偉そうなずるい女がどういう人物であるかの説明が必要だったのは理解できるがもうちょっと削れたと思う。
何よりサンダーボルツ達が揃ってからの後半のアクションが少ない。人々を助ける描写があったのはいい。ただ、もうちょっと各々のアクションの見せ場が終盤にあっても良かったのではないか。
部屋をまわってボブに一斉に抱きつきに行って即終わった印象。色々過去のトラウマの部屋を作った演出は悪くないとは思うけど。
展開自体は悪くないけどもっとメンバー個々のバトルを終盤で見せることできたのではないかとは思う。
とは言えここ最近のマーベル系の中では事前情報少なめでもまあまあ楽しめるほうなのではないか。
ボブが触れると触れた人物の過去が見えて、その人物がどんな過去を持っているか観客も分かるようになっているから。
日比谷の映画館は初日のせいもあり結構客が入っており反応も良かった。
レッド・ガーディアンのパパだよー!と叫びながら車から降りてきたシーン、エンドロールのシリアルのパッケージをアピールする場面はちゃんとウケていた。
バッキーに捕まったメンバーがボブ、ボブと連呼する場面も少しウケていた。
エレーナが主役なのはちょっと弱いんじゃないか、そもそもこの主役への噛ませ犬ポジションのサンダーボルツのメンバーが作中における強さでもリアル知名度でも弱いだろと思わせて。
そこを逆手にとり「でも弱い彼らが彼らなりにいがみ合いながら頑張ってるとちょっと愛着湧いてくるでしょ?」という手法をとっておりそこはある程度うまくいっているように思う。みんなで背中合わせで通気口登っていく場面とか。
まあ今後のアベンジャーズでの活躍を期待したい。けど次のアベンジャーズあまりにキャラ増え過ぎるけど見せ場あるのか?とも思っておく。
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