「キャプテン・アメリカ好きにはぶっ刺さる」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド 冬兵士さんの映画レビュー(感想・評価)
キャプテン・アメリカ好きにはぶっ刺さる
まず初めに、自分が本格的にMCUにハマったきっかけは、「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」であり、MCUで一番好きなキャラクターもウィンター・ソルジャーなので、今作に対して少し贔屓目になっているところがあるかもしれませんが、ご了承ください。
エンドゲームでスティーブから盾を託され、キャプテン・アメリカを継承されたサム。しかし、サム本人は簡単にはそれを受け入れられずに苦悩していた「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」。
「ウィンター・ソルジャー」や「シビル・ウォー」の登場キャラクター、関係キャラクター、アレンジBGMなど、「キャプテン・アメリカ」シリーズが好きならめちゃくちゃテンションが上がる要素てんこ盛りだった、かのドラマシリーズ。それらから直接話が繋がる今作もまた、自分はテンションが上がりまくりでした。
①特に心に残ったキャラ
・ホアキン・トレス
前ドラマシリーズから出てきた相棒キャラが、二代目ファルコンとして登場。そりゃもう嬉しいったらない。お喋りで少しお調子者なところがありますが、バトルやシリアスなシーンではしっかりキメてくれてカッコいい。けどどこか危なっかしさもあって、彼のバトルシーンはずっと冷や冷やしてましたが、今作でかなり好きになりました。
・イザイア・ブラッドリー
とにかく可哀想なおじいちゃん。前作ドラマシリーズに至るまでに散々な経歴を歩んだせいで荒みまくっていた彼でしたが、サムに救済され、今作ではお茶目な一面も垣間見せてくれる様に。とにかく可愛かった。黒幕絶対に許さねえと思う事請け合い。サムやホアキンと楽しくどんちゃん騒ぎしてくれ…。
・ルース・バット・セラフ
登場してからしばらくは素性が読めず、敵なのか味方なのかも分かりませんでしたが、まさかのブラック・ウィドウ関係キャラ。ブラック・ウィドウ単体作を鑑賞していない為、深くは理解できませんでしたが、彼女きっかけで件の作品もちゃんと観たくなりました(サンダーボルツにも関わってくるみたいですしね!)。
・サディアス・ロス
映画好きの方なら皆さんご存じハリソン・フォード。「インクレディブル・ハルク」「シビル・ウォー」「インフィニティ・ウォー」でウィリアム・ハート氏の演じていたロス将軍を知っているので受け入れられるか不安でしたが、流石の迫力と演技力。気性の激しいハルク・ハンターとしての一面と、娘を愛する父親としての一面。この演じ分けは素晴らしかったです。電話のシーンは泣いてしまいました。
・サミュエル・スターンズ
「インクレディブル・ハルク」で意味深な演出でフェードアウトした彼がまさかのカムバック。正直に白状すると、件の映画の細かい内容は忘れかけていたのもあり、一発では彼だと分かりませんでしたが、話が進むに連れ「ハルクの…あの…!!あーーー!!!」と心の中で叫びましたw
件の映画でのヴィラン、アボミネーションが別のMCU作品に出てきたという話は聞いたことがありましたが、彼まで戻ってきてくれて「インクレディブル・ハルク」がMCUでなかったことになっていない。その事実がとても嬉しくなりました。
②テンション上がった要素
・アダマンチウム
ウルヴァリンも大好きな自分は、このワードが出てきた瞬間に目玉が飛び出るかと思いました。予告に出ていたかもしれませんが、最低限しか見ていなかったので本当に驚きました。某俺ちゃんも「デッドプール&ウルヴァリン」でMCU入りを果たしていますし、いつどの様な形で彼らが出て来てくれるのか、今から楽しみでなりません。
・日本
所謂「外国人の考える日本」感はありましたが、まぁそれは洋画のあるあるということで…wけど総理がカッコいい上に、外交手腕が強すぎるのはちょっと笑ってしまいましたw
とは言え、洋画で少しでも日本要素が出てきてくれると嬉しくなってしまうのは、やはり日本人の性なんでしょうか。
「キャプテン・アメリカ」が好きな自分にとってはもう満点みたいな出来でしたが、やはり履修しておくべき作品が多すぎるのがネックだったので、★4.5にしました。
これが初見、もしくはそこまでMCUを追っていない人にとっては、残念ですがもっと低い評価になっても仕方ないのかなぁとは思います。