「もはや当たり前のように低クオリティなMCU」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
もはや当たり前のように低クオリティなMCU
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賛
海外からの前情報で、脚本家をたらい回しにしたせいでストーリーがゴチャついてると聞いていたので期待はしていなかったが、その割には綺麗にまとまっていたんじゃないかと感じた。
レッドハルクのデザインが完璧。ハリソン・フォード×レッドハルクは組み合わせとしては最高だと今作を観て強く思った。
後継者としてのサムの、亡き英雄スティーブに自分を重ねその差に苦悩する感情は至極真っ当だし、それに対してバッキーが言う、「希望でなくとも目標になれる」という助言はすごくしっくり来るし、スティーブの1番の理解者として完璧な言葉選びだと思う。
否
前述した通りストーリーは綺麗にまとめた方ではあるが、やはり粗とも言うべき納得のいかない点はある。1番引っかかったのは、大統領が怪物だったという条約締結に最も支障をきたしそうな事実が明らかになったのに、どう解決したかはサラッと後日談としてサムの口から説明があっただけだったこと。どう考えてもロス1人で全責任を負っただけで各国首脳や世間が納得するとは思えないし、スターンズに対して途轍もなく非道な行為をしたにも関わらず、人として変わろうとしているというだけで許してしまうサムは甘すぎる。
アクションシーンも、キャプテン・アメリカの過去作と比べると質がガタ落ちしていたのが残念。空中戦はまだ良かったけど、肉弾戦は結構酷い。
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