「MCUらしいMCU」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド takashiさんの映画レビュー(感想・評価)
MCUらしいMCU
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筋書き自体はシンプルだが、マルチバースや宇宙規模の話でないぶん共感も理解もしやすい。
キャプテン・アメリカを継いだサム・ウィルソンの映画第一作。現実でも作中でも「スティーブ・ロジャースじゃないから……」と言われ続けるサムのキャプテンは、確かにまだしっくりこないところはある。しかし、だからこそキャプテンの名に恥じないヒーローであろうと足掻く新たなキャプテン・アメリカの魅力は出せていたように思う。
アクション面でもジェットパックとドローンとシールドを組み合わせたアクションは面白い。技術はまだしもフィジカルでのスティーブとの差は明確であり、それを補う工夫が見られる。
終盤のレッドハルクも本家に負けず劣らず脅威的。仮にスティーブでも単独では勝てなかっただろう。善戦できるのも凄い。
期待値を大きく超えてくるものでもないけど下回りもしない。久々に、続いてきたユニバースの強みを感じるMCUらしい作品だった。キャプテン・アメリカらしいと言うべきか。
日本も何気に重要ポジション。日本の首相があんなに強気な外交姿勢を取れるか、なんて感想もあって苦笑い。
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