「日本に対する配慮をどうとるかに大半がつきるか」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本に対する配慮をどうとるかに大半がつきるか

2025年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年53本目(合計1,595本目/今月(2025年2月度)16本目)。

 いつものマーベルシリーズなので、例のごとくやはり独特なワードが飛び交いますが、これだけ映画を見ていればある程度わかる部分も出ますよね…。とはいえ、VOD等で復習してからがおススメといったところです。

 本作品の特徴というより評価が割れそうな点は2つで、そのひとつがタイトルにも書いた通りの日本軍の交戦シーンです。映画はファンタジーであり架空のものではありますが、一方で、海外からみても日本のいわゆる憲法9条は世界の常識扱いとも言え、何らか配慮はなかったのか…という気がします。

 もう一つは、この映画は注意書きにある「光の点滅」については緩やかなものの、ストーリー上大きな意味を持つ「音」について(だから、ドルビーシネマ等、音のこだわりがある映画館で見るのも良いか)、色々な音が登場しますが、会社等の健康診断である聴力検査でみられる「ピー」の音が結構出てきて、そこで耳が痛くなる(映画館の音源というのは前方のフィルムの部分だけではなく、大きな映画館ならだいたい、全体に広まるようにいくつか置かれている)のがちょっと「リアル聴力検査で厳しいか(頭痛がしそう)」といったところです。

 ただ、前者は気にする人もいるかな程度の話だし(戦争や軍隊を美化するようなストーリーにはなっていない)、後者も人それぞれかなという気がします(この「ピー」音は人それぞれ?)。

 なお、このマーベルシリーズ、いつもエンディングが肥大化していて(なんと22分)、もうここまでくると、他の映画(はしごする場合)の接続で途中で抜けるのもありなのかな、という気がします(おまけ動画は最後にあったらしいが見ていない)。

 採点は以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/上記の2つに対して配慮がやや足りない)

 とはいえ、前者の日本軍の交戦シーンも別に戦争や軍隊を美化する描写でもないですし、採点相場からしてもこの程度になるでしょう。

 (減点0.2/一部の英文法ミス)

 動詞 appreciate (~に感謝する)は、「人の行動」を目的語に取れますが、「人」自身を目的語に取ることはできません(ただし、意味としては他の解釈が絶対にできないので、その語法で扱うしかない。文法ミスではあるが、理解を妨げるものではない)。
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yukispica