「丸い盾→貰い物の翼に違和感。」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
丸い盾→貰い物の翼に違和感。
マーベルの世界で、キャプテン・アメリカが「アメリカ国民の期待やその命運を一身に背負う存在」というのは、間違いない事実で、シリーズにおいて紆余曲折はあれど基本不変だと思います。この設定があるからこそ、彼自身に「重圧」が生じ、それをいかに耐え、時に跳ねのけるのがキャラクターの魅力に直結するわけです。
あの丸い盾がその象徴ですよね。
今作は新キャプテンのお披露目?ですからシナリオやら演出において、「究極の二者択一を迫られるシーン」や「民衆やメディアに直接、重圧をかけられるシーン」は、洗礼として受けてもらったほうが、キャラ立ちすること請け合いだったんですが・・・。
しかし、ストーリーがすすんでも新キャプテン自身は大きな失敗もせず、ほとんど圧を受けない様なリベラルな立ち位置が継続して気づいたら映画があっけなく終わっていました。随分とイメージが変わりましたね。
また、本来、キャプテンアメリカは肉弾戦の殺陣が見せ場だと思いますが、今回のキャプテンは「生身」なので、モッサリしてパワー描写にも欠け、何せ華がありません。これじゃ最近みた香港のカンフー映画に完敗ですよ。まあ、あの映画は傑作でしたけど。
仮に盾を失い、複数人から同時に武器で攻められたら簡単に◯んでしまいそうです。戦闘終わった後、キャプテン肩で息していたような(笑)。
そして戦闘シーンで攻撃から耐えるシーンもなぜか、貰い物の翼に頼りまくってるじゃないですか!
攻撃も付属のドローンがメインだし、なんじゃこれ(笑)。
これじゃ丸い盾の存在感が薄れるし・・・キャラの本質さえも潰しにかかっている様にしかみえません。
正直、あまりおすすめできないですね。
最後に良いとこを。
日本の首相は、石◯から尾崎(でしたっけ)で異論無し(笑)。
では。
新キャップはお披露目ではなく、一応ドラマでやってますからね、、(ディズニーが目論んだ一連のドラマ施策は失敗だと思いますが)
究極の選択や民衆からのプレッシャーうんぬんはこれまでのヒーロー映画で既に描かれているので、やっても今更感はあったかもしれません。
まさに羽根付きアイアンマンですよね‼️しかも羽根で切り裂いたり串刺しにしたり、結構残虐な羽根付きアイアンマンですね(笑)そんなんでキャプテン・アメリカを名乗っていいんでしょうか⁉️しかも序盤にある一対一の格闘シーンでは、肉弾戦でかなり弱いことが証明されました‼️