「遠く」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
遠く
キャプテン・アメリカをサム・ウィルソンが継ぎ、新ファルコンにヒスパニック系を持ってきて、トランプ政権が誕生するような状況でもそうした多様性をきちんと護りたい、という意思だけははっきりと感じた。制作中にはここまでのことをトランプが仕出かすとまでは思ってなかっただろうが。
ただポリティカル・サスペンス風味のキャプテン・アメリカという意味ではどうしても「ウィンター・ソルジャー」を想起するわけだが、出来は遠く及ばなかったとしか言い様がない。
出来事の規模の割につまらない理由の陰謀と、切れ味にもアイデアにも欠けるアクション。魅力のないキャラクターたち。WSでの『トラブルマン』使いのようなウィットもない。
特にストーリーについては、ヒドラもサノスも倒しカーンも思いがけず退場してしまった状況では、ロスもヴィランも個人的な動機だったのはやむを得ないのかもしれない…
それにさぁ、予告でレッドハルクが出てたのは悪手だとは思ったね…
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