「新キャプテンのお披露目」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0新キャプテンのお披露目

2025年2月15日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

待ちに待っていたマーベル最新作。もちろん公開初日にIMAXで鑑賞してきました。こちらの期待にしっかり応えてくれるエンタメ作品で、鑑賞後の満足度は高いです。

ストーリーは、引退を決めたスティーブ・ロジャースから後継に指名されたファルコンことサム・ウィルソンが、新キャプテン・アメリカとして活動していたある日、アメリカ大統領ロスは、セレスティアルズから採取したアダマンチウムの権利を各国で平等とするための条約締結をねらって国際会議を開くが、その場でテロ事件が発生し、世界の信頼を失いかけたアメリカと各国との緊張が高まっていく中、この裏で糸を引く人物とその真相がしだいに明らかになっていくというもの。

壮大なMCUのおかげで、もはやマーベル作品では複雑な作品背景と世界観が当たり前となっています。過去のマーベル作品を半分ほどしか観てなくて、しかも「キャプテン・アメリカ」シリーズは本作が初鑑賞の自分には、作品背景がほとんどわかりません。特に、サムとロスの因縁、イザイアや新ファルコンとの関係、さらに黒幕として登場する人物も全く知りません。

それでも、会話の流れからそのあたりはなんとなく推察できるようになっていたのは助かります。アダマンチウムをめぐる各国間の駆け引きを利用した、ロスへの復讐劇という構図は十分に理解でき、ストーリーから置いていかれることはなかったです。その中で、キャプテン・アメリカを継承する重責に苦悩するサム、娘のために変わろうとあがくロス、新ファルコンとしてサムを目指して奮闘するホアキンなど、キャラの心情に迫る部分があったのもよかったです。

もちろんアクションシーンは言わずもがなで、このためにIMAXを選択したのですが、大迫力に大満足です。冒頭の近接格闘から始まり、銃撃戦、空中戦、超人対決と、じわじわと上がるバトルステージに興奮が止まりません。中でも、今回はクライマックス前の空中戦がいちばんのお気に入り。キャプテンとファルコンとのツーマンセルのアクションは、圧倒的なスピード感とドッグファイトの緊張感に包まれ、息をするのも忘れそうなほどです。しかも、これが日米開戦の引き金になりかねない一触即発の危機的状況の中で繰り広げられるのだからたまりません。

クライマックスのレッドハルク戦も、驚異的なパワーで迫り来るハルクの恐怖と劣勢を強いられながらも怯まないキャプテンの勇気に興奮を覚えます。ただ、ホワイトハウスでのバトルでは、マーベルにしては珍しくややチープな印象を受けるCG描写がありました。それほど気になるものではないですが、そこだけはちょっと残念です。

さて、エンドロール後は、お得意のポストクレジットがありましたが、うーん、またもやマルチバースにもっていくのでしょうか。話がどんどん複雑化するので、それはちょっとやめてほしいかなと思っています。とはいえ、今後もマーベル作品には期待しています。

キャストは、アンソニー・マッキー、ダニー・ラミレス、シラ・ハース、カール・ランブリー、ハリソン・フォード、ティム・ブレイク・ネルソン、リブ・タイラー、平岳大さんら。

おじゃる
ゆーきちさんのコメント
2025年2月21日

共感ありがとうございました。

マーベルはわかりやすいのが一番です!

ゆーきち