「ショートホープの夢」宮松と山下 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ショートホープの夢
自分の本当の名前さえ判らない、12年前以前の記憶が何一つ無いエキストラ俳優の話。
時代劇の斬られ役に始まって、飲み屋に入ったら、えっ!これも役?wお次はロープウェイの整備&運行…ってこれは役じゃないんかいっ!!と何ともふざけたオープニングだけど、実はちゃんとしたヒューマンドラマ。
どこまでが仕事でどこまでか仕事??とキツネにつままれた様な空気感を纏いつつ、12年前の出来事に。
そしてみえてくる真実は、案外シリアスな哀しい男の話しというね。
かなり先が読めてしまうところもあるし、 坦々とした感じは狙いであるのだろうけれど、ふざけた設定のおかげで堅苦しくなりすぎず、ユーモラスでシュールでファンタジーの様でファンタジーじゃなくて、なかなか面白かった。
コメントする