「香川照之の演技で締まったのだが」宮松と山下 ハルヒマンさんの映画レビュー(感想・評価)
香川照之の演技で締まったのだが
香川照之の演技には感心したのだが、それを作品の評価にしてしまっていいものかどうか。
最後の(正確にはその一つ前の)シーンでたばこを吸うのだが、そのときの表情が「恐ろしい」。それまではぼんやりした表情で目の焦点も定まらないのだが、一転何かを見つめ、狂気を感じさせる表情に変わる。「憎悪」は人に生きる意味を与え、生き生きとさせるのだと言うことを示している。果たして、この物語に続編はあるのだろうか。香川は演じる場所を無くしてしまっているのだが。
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