「痛快面白秀作。ちょっぴり残酷ハード。」犯罪都市 THE ROUNDUP 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
痛快面白秀作。ちょっぴり残酷ハード。
なんの身構えもなしに見れる大娯楽作品です。強靭な肉体と闘志満々のマ・ドンソクがいるからこその楽しめる作品でしょう。最初の耳を削ぎ取るシーンで引いてしまいました。また、極悪人の犯人の残虐さには、しばしば眼を閉じてしまいました。まさにサイコパスのような男です。倒れた人間を徹底的に、なたのようなもので突き刺すのですから、慣れるまで大変でした。ストーリー展開するテンポの良さについては格別です。息をつく暇がないくらいの緊張の連続です。とはいえ、要所要所にギャグというか冗談というか、ユーモラスな展開もあるので、ホッとするところもあります。とにかくマ・ドンソクは、ほぼ不死身のポリスですから、見ていて安心ですけれども、犯人はゾンビのように強いので、ドキドキハラハラでした。それから、女優はほとんど出ません。男性社会のような設定です。この作品を通して思ったのは、日本はまだまだ安全安心の国であるということでしょうか。また、韓国の持つ独特な雰囲気が、端々に表れていて、興味深いところもたくさんありました。さらにラストの談笑シーン、なぜかとてつもなく親しみを感じました。マ・ドンソクたちの持つ魅力なのでしょう。
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