認知症と生きる希望の処方箋のレビュー・感想・評価
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希望した生き方を実現するには
認知症。誰の責任でもなく、いつ誰が発症するかもわからない。それでいて現代の医学をもってしても有効な治療薬も開発されていない。
すでに日本が踏み入れている超高齢化社会において爆発的に増加が見込まれる認知症。
認知症になったとしても自分らしく、自分の希望した生き方を実現する。そのためには、認知機能が低下する前に、希望する生き方を考えて、家族と共有しておくことが大切であるとあらためて感じました。
音楽によって涙する患者の姿や、舞台挨拶での「がんとは違い、認知症には有効な治療薬がないから、病院にとっては儲けにならない」との監督のセリフが印象的でした。
有意義な処方箋の一つではあるけれども、描き方が物足りない
認知症の二種類のテストは、私でも覚えきれなかった。その兆しがあるのかもしれない。映画『パーソナル・ソング』においても、それぞれの認知症者に馴れ親しんだ歌から得られる好反応の効果が描かれていたし、元同僚が音楽療法士課程担当でもあり、私が長年研究してきたセラピューティックレクリエーションの一つでもあったことで、馴染みを感じる。
最低限の字幕で、ナレーションはなく、ほんのわずかの撮影者による質問程度以外は、淡々と療法場面の撮影が続き、対象者の家族が効果を証言し、医師が療法士との打ち合わせにおいて患者の状態を説明しながら進め、名古屋音楽大学准教授の猪狩裕史氏が、その意義として、情動に作用し、対象者との遣り取りによる関係性において効果を発揮するというような説明をしていた。少し物足りなさを感じた。
音楽と認知症うんぬんより、 音楽療法とか、 音楽の持つ可能性を紹介...
音楽と認知症うんぬんより、
音楽療法とか、
音楽の持つ可能性を紹介するドキュメントだった
最初からその説明だったら、
4でも良かったかも
音楽を楽しむ
音楽を通じて、子どもの頃を思い出したり、その人の土台となっていることや、ものや、人を懐かしんだり……音楽に限らず、体験してきたことってその人の人生に大きく関わるんたなって改めて感じた。
自分自身、幼い頃、昼寝するとき母が添い寝してくれて、子守唄歌っていたのははっきりと覚えている。
その母も今は要介護5。1人では何も出来ない。私との思い出ってなんかあるのかな?
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