「あらゆる対比が映像美で描かれる」ノベンバー ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
あらゆる対比が映像美で描かれる
冬の色の少ない世界を、モノクロで描くことによってさらに、映像の美しさ、陰と陽のコントラストが際立つ。
モノクロの映画はやや眠くなりがちで、この作品も途中、人間、動物、神、悪魔などが入り混じってよくわからなくなり、眠気が。。
ただ、クライマックスへの展開と映像の美しさには目を見張るものがある。まさに、息をのむ美しさ。
テーマとしても、いろいろな神、貧富、恋愛が複雑に絡みあって、カオスというより、独特の世界観が成り立っていた。
白と黒、信仰とお金と恋愛、欲と命、対比が際立つ作品だった。
2023年劇場鑑賞41本目
コメントする