「豚の解体が好きだ」ノベンバー いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
豚の解体が好きだ
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兎に角、"盗む"が徹頭徹尾続くストーリーである 決してエストニアという国の特性ではなく、環境、若しくは前時代的発想ではそれがスタンダードだったのだろうとは想像出来るし、それを咎めようとは思わない 自分だってその時代に生まれれば同じ事を当然のようにやると思う
と同時に、ファンタジーが溢れているストーリーということは何かのメタファーとも取れる作品であり、寓話、もっと言えば絵本的構成になっている今作品に強烈に惹き引せられる理由が存分に理解出来る 最後はシェークスピア的に悲劇で終わるけど、そこまでの物語も悲恋として心に突き刺さる内容である
”希望を”一切除外した作品、あっぱれである あっぱれと言えば、自然に人間に有らざるモノをここまで自然に溶け込ませている点、ここまでの作品は他に無いと感嘆させる
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