MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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お前たち、何回目だ⁉
部長が黒幕。
部長の説得には必ず3回はかかる(笑)
エンディングの後オマケあり。
(ここもうちょっと何とかならなかったか)
マキタスポーツさんの味
まず、作品自体がかなり面白い。
タイムループに気づく人が増えていく様子や、主人公たちがタイムループに慣れていく様子をテンポ良くそれでいて丁寧に描かれた脚本で素晴らしい。
加えて、役者さんの演技も素晴らしい。
それぞれのキャラクターを役者陣がよく理解していて、そのキャラの魅力が最大限に出るような演技。
特にマキタスポーツさんの部長の味わい深さは絶品。
コメディとしても秀逸だし、自分の現実と自分の夢の折り合いのつけ方や、周りのことを考えるのも大事だけど一歩踏み出すことも大切。
そんなケースバイケースなテーマを見事に一つの作品に込めて、下請け中小企業の現実(依頼先からの度重なる変更に振り回されて徹夜続きの様)もほのかに匂わせる。
本当秀逸な作品。
エンドロールの後もオマケあります
公開週を逃した作品、また日本映画は映画館でほとんど観てないのですが、これはいってよかった。
勤め人、できれば大企業ではなくて下請けで働いた経験、仕事仲間と一丸となって取り組んだ時間、
転職するか残留するかの決断、そういうの知ってる人はより感情移入しやすい。
だから感動もひとしおなのでは。
呪いの数珠?をぶち壊して、ゴーグルを外しつつ歩くブチョー以下の面々のスローシーン、
かっこいい。
その後もまさかの漫画製作へなだれ込んで行き、80分強の上映時間ですが、物語りは
二時間のハリウッド作品ぐらい見応えがありました
大好きな「ハッピー・デス・デイ」シリーズにも負けてないです。人死なないし。
主演の女優さん、ストーリーや編集なども担当された監督さん、今後注目していくと思います
終盤で
ガラリとテイストが変わるが、全く破綻していない。漫画制作に関する理解ももう一般的だなと感じて、お笑いを連想した「カメラを止めるな」を観た時と似た感動が有った。キャラもみんな立ってて文句なし。漫画のタイトルも笑えた。
合点承知の助、行け行けドンドン
終わってみれば、マキタスポーツ演ずる永久部長が最高のキャラでした。平凡な日常とは言え、仕事に追われつつ転職の夢を捨てきれない主人公の吉川(円井わん)も徐々に上昇志向で自己中心的な悪い面を徐々に見せてくれるし、小さな広告代理店ながらも個性豊かな社員達。タイムループの脱出法も部長に伝えるまでに「上申制度」を用いるというユニークな作戦を使うなど、アイデア豊富なストーリー。
ループものの映画についても『ハッピー・デス・デイ』、『オール・ニード・イズ・キル』に言及するなど、ループの基本を踏襲していたし、やっぱり『恋はデ・ジャブ』が最高傑作なんだとあらためて認識させられた。何度も死ぬ内容のものが多いジャンルなだけに、誰かが死ぬこともないし恐ろしいシーンもないので安心感もある。何度もループするところどころで抜け出して楽しんでたとも言っていたし、デザインのスキルアップや完璧なまでの仕事で顧客満足度もアップするなど、悪い面ばかりじゃない。“ミッタブ”という味噌汁のコピーも笑えるけど、どこかに“丸い椀”という言葉があれば尚良かったかな・・・
呪いのグリーンダイヤモンドが原因じゃないと判明し、そこからが部長が仕上げられなかった漫画を仕上げることが当面の目標となった彼ら。その漫画の内容が映画のテーマとも重なり、繰り返すことの奥深さも感じられた。聖子さんが置いてけぼりを食らっていたかと思ったら、最も重要なポジションだったこともわかり、嬉しくなってしまう。それにしても70回も繰り返したら、1年分以上も年を取ってしまうようなぁ。
50代間近の永久部長。漫画誌ばかり読んでいる閑職かと思えば、これだけ部下思いの上司だったとは・・・こんな上司の下で働いていたら、自分の人生も変わっていたかも・・・としみじみ。ループものに飽きていても、これだけハートウォーミングなストーリーはなかなかお目にかかれない。もしかすると、部長は戦前から生きているとかの妄想までしてしまった。
2000年代に入ってからタイムループ、タイムリープ、タイムトラベルなどの時空を扱ったものや、パラレルワールドや異世界ものが大流行。特に日本のアニメは他のテーマが見当たらないくらい・・・と言えば大袈裟か。「ひぐらしのなく頃に」もタイムループものだと最近知った者が何をか言わんやですが・・・
デンドログラムありのタイムループ
予算レベルに対する面白さ、って言う見方をすれば、これは間違いなく年一です。所謂、コスパか?
タイムループ中にコミュニケーションが取れれば、ループ後デンドログラムの同じ「枝分かれ」を進むと言う、SF的にも捻りの効いた設定が好き。ループ中の選択・行動が変われば、違う週末に向かって枝分かれして行きます。聖子さんを最後の謎解き役にするための手段でしょうが、邦画は、こう言うところが雑だったりするんで。
監督は平林亮さん。「14歳の栞」から、何がどうなれば、この作品に繋がるのかが謎だけど、仕事現場のリアルさ、生々しい会話、現代日本のニヒリズムなどなど、どれを取っても「鮮やか」、vividで良かった。何と言っても、飽きを感じさせないテンポを生み出している編集が好き。
学生時代は、研究室の床に段ボールを敷いて寝てるヤツはいましたが、それを思い出した。朝は匂いがこもって、ムッとするんですよねw
コメディチックに話を進めて笑いを取って。ホロリズムは、吉川さん/部長/漫画の中の三段構え。イヤイヤ、コレは好きやなぁ。
あー、確か、昨夜は無念にも貞子ウィルスにやられちまった吉川さんでしたが、今日はスッキリで良かったですね。
面白かった。楽しかった。
とっても。
やっぱり、笑えるホロリズム物語りって良いw
遠藤が強か
大半が主人公の勤めるオフィスで展開されるところは、非常に舞台的で、好みの別れる所かと思います。
しかし、それを感じさせないテンポの良さがある。
ループ物で避けられない重複描写も、しつこすぎないバランスが絶妙。
ほどよくコミカルながら、あくまで『日常』に留めてあり、わざとらしくないところも好みでした。
前半部で滲んでいた主人公の性質が、途中で衝突を生み、シリアスな面もアリ。
しかしそれも引っ張りすぎず、それまで繰り返しで深めた絆に帰結する流れもスムーズ。
“何処”でやるかより“誰”とやるかも、仕事の大事な一面ですよね。
マキタスポーツも、最後にカッコいいところを見せて、でも締まりきらない三枚目が素敵だった。
劇団ノリが合う人なら、面白く観られるんじゃないでしょうか。
それにしても、デザインを教りスキルアップした上に、運命の相手も見つけて、遠藤が強かすぎる。笑
周回のテンポ感を上げることでマンネリを回避した和製タイムループコメディ。 ただ笑えるだけじゃなくて、めちゃめちゃ感動できる秀作。
ある会社のオフィスで同じ1週間が無限に繰り返してしまうタイムループ現象が発生してしまうというストーリー。
この映画は日本映画ではなかなか見たことないオシャレなオープニング映像から始まっていてとても期待値が上がりました。
そのあとのストーリーに関わってくる要素を紛れこませながら、巻き戻し映像にすることでタイムループ物っていうテーマを表現したオープニングで素晴らしかったです。
数多あるタイムループ物の作品と違ってこの作品が素晴らしかったのは、タイムループの進むテンポ感と展開のさせ方だと思います。
他のタイムループ物が大体多くても3〜4周くらいの出来事をたっぷり描いているのに比べて、この作品では冒頭の5分くらいで1周目が終わってその後もとんでもないスピードで周回が増え続けていきます。
無駄なシーンを削ぎ落として周回のテンポを上げることで、挑むべきミッションにトライ・アンド・エラーを繰り返して徐々に改善していく様子を描いていたのが斬新でした。
ああゆうタイムラプス的な長期的なスパンで何かを成し遂げようとする描き方は、劇中でも言及はあったオール・ユー・ニード・イズ・キルぐらいでしか見たことないし、かなり新しい描き方だったような気がします。
そしてこの作品は中盤くらいまでは社員たちがループから抜けだそうと奮闘するSFコメディだと思っていたんですが、中盤以降は人生の後悔についてとか人生において何が本当に重要なのかを問うなかなか深い話になっていてとても染みました。
部長が書いていた漫画も単行本が発売されたら必ず買いたいくらい良いストーリーでした。
全体的に食傷気味のタイムループ物のなかでなかなか新しくて面白いアレンジを加えてきたかなりの秀作だと思いました。
最高
ただのタイムループものではない。劇中でも言っていたがタイムループは掘り尽くされてる。作品の芯が定番の場合、客に感動を与えるには奇天烈なことをやるか、ガチで初見なことをやるかになる。今作はガチで初見なレベルだった。女性が主人公として、主人公以外タイムループしてることを徐々に知っていくのだと思ったら、最初の1週間女性は知らずに、次の週で隣の男二人に教えられる。そこで次週は太った男、次週は年配男、次週は部長にプレゼンしてルビーを、壊す。しかしそれでは直らず次週になり年配女から漫画がきっかけと教わる。その後主人公に紆余曲折あったが(転職先に行くか行かないか迷う)漫画を完成させ編集部に提出し映画は終わった。ここで言及するのは感動したということ。四畳半よりも現実的な作品のため感情移入がしやすい。最終的には自分一人でなんとかできると思ってた主人公がやっぱりみんなの力必要と改心する。四畳半よりも主人公しかり部長しかり人間味溢れた作品だ。
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
超おすすめ作品。OP、ED、80分という短い上映時間、キャラ立ち、ストーリー展開、どれをとっても文句なしの傑作。こっち来んな月曜日をここまで拡大解釈して、そこにタイムループを盛り込んで、コントのようなずっとこの社員たちを見ていたいと思わせる手腕に脱帽した。個人的ベストシーンは、部長にプレゼンでタイムループを説明するシーン。あれは本当に最高。
【良くなかった点】
特になし。
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