マリッジカウンセラーのレビュー・感想・評価
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渡辺いっけい23年上半期最優秀主演男優賞
2023年劇場鑑賞7本目 傑作 79点
個人的2023年上半期最優秀主演男優賞は今作の渡辺いっけいです
遅ればせながらこのレビューは鑑賞から9ヶ月が経過してしまっていますが、それでも尚上半期は勿論下半期含めても上位に躍り出るほどの名演技と素晴らしいキャスティングでした
当方ちゃんと渡辺いっけいさんの作品を鑑賞したのは恐らく今作が初めてで、見た目と発する声の息づかいからして我が強い昭和のクソジジイかと思っていましたが、ある意味その見た目的要素と印象を掬い上げた上で、映画を通しての成長とそれでも変わらない部分をすごく鮮明に描き伝えてきた印象でした
今作は随所にパンチのあるユーモアもあれば、すごく痺れる台詞もあって凄くて力強い
坂口涼太郎との居酒屋でも会話や松本若菜との関係の過程の会話の変化など分かりやすいのもあれば、読み解いてわかる面白さがありました
予告でもあるけど 諦めたらもう逢えない の台詞が凄いアッパーをうけた感じがしました
確か池袋のシネマロサだったかな、出入り口に監督が立っていて、想像の何倍も良作で爽やかな気持ちで会釈と挨拶をした記憶があります
ミニシアター系なので配信はまだ先かなぁ、また鑑賞できることを楽しみにしています
是非
松本若菜はやっぱり美しい
大手不動産会社で働く赤羽昭雄は、トップ営業として活躍していた過去の栄光を自慢し、パワハラ、セクハラ、当たり前の社会人生活を送っていた。そんなある日、赤羽は会社から辞令で、カリスマ仲人・時田十和子の娘・結衣が営む結婚相談所へ出向することになった。物件紹介も結婚相手紹介も同じようなものと甘く見ていた赤羽だが、それぞれ事情を抱える会員たちを前に苦労が続いた。一方、結衣は会員たちに真摯に向き合いながらも、能力に自信を持てずにいた。
赤羽役の渡辺いっけいが面白くて、いるいる、あんなオヤジ、って観てた。
結衣役の松本若菜はやっぱり綺麗。観てるだけで満足なくらい美しい。
ストーリーはよく有るようなパターンだが、宮崎美子含めた出演者が魅力的で面白かった。
前田直樹監督の舞台挨拶の回で、感想や背景も聞けて良かった。
人との繋がりが良い御縁になる!?
不動産会社で働いている会社員
渡辺いっけい演じる赤羽が営業のトップだったことを武勇伝のように話すところ、
考え方が昭和っぽく、セクハラ、パラハラにも
見えて少し、オーバーな描写も面白く描かれていました。
結婚相談所のカウンセラーが松本若菜さん
でしたがエレガントな女性で男性の良き
アドバイザーに見えました。
月並みですが、人を好きになる感情は
理屈はないなと感じました。
過去のしがらみに縛られずに、自由に恋愛
してそれが良い御縁になったらイイナと
明るい気持ちで見ることができたストーリーでした。
公開からすぐに観賞。
レビュー遅くなりすみませんでした。
昭和へのこだわりが見えて震える
渡辺いっけいさんの熱い演技がそのまま昭和のおっさん的でイケている(ああいう人いたよね〜と、それだけで笑えてしまう)。ロケ地が、いっけいさんが広報大使を務める「豊川市」だから、余計に張り切っちゃうんだろうな。60歳の彼は、昭和を生きた経験を生かし、監督と相談の上、カタカナ言葉をできる限り昭和風に直したらしい。例えばキスを「ぶちゅ〜」という具合に。また本人はすでにやめたタバコだが、役の上では何度も喫煙シーンをこなしている。体を張っての演技だった。そんな昭和オヤジが徐々に角の取れた思いやりを持ったおじさまに変わっていく様子も面白い。
コロナ禍で一気に会員の増えたマッチングアプリだが、アナログであっても「結婚相談所=仲人」もなかなかハートフルだなと思わせてくれる。人と人とのご縁を結ぶ仲人の愛情を持った努力に感動する。
テンポよく、笑わせたり、泣かせたりを繰り返し、あっという間に時間が過ぎた。素晴らしい監督、前田直樹!俳優の魅力を最大限に引き出す力を持っている。
元気が出ました
冒頭から最後まで、いっけいさんが悩みながらも昭和オヤジスタイルで熱く駆け抜けていく姿が痛快でした。周りを固める役者さんも皆さんそれぞれ素晴らしい。ストーリーもテンポ良く、心地良い時間を過ごさせてもらいました。
縁側で、お茶飲む気持ちで観れる映画
悪い人が誰も出てこなくて、渡辺いっけいの力が入りすぎた演技を程よく受け止めれば、ほんのり幸せな気持ちになれる作品。
主人公の昭和のオッサンぶりは、もうひと昔戻らないと職場では見られないのでは?(家庭内ではまだまだ昭和のオッサンは生息してそう)今どき、ついついパワハラセクハラになりそうな時は、少なくとも気をつけようと努力はするはず。こんなに本人も気づかず許される職場は、中小企業のワンマン社長くらい? 誰か注意してくれなかったのだろうか。ハラスメント研修受けてないのか。だから、マリッジ担当に左遷されたという設定なのかな。
この人が夫やお父さんさんだったら、マジうざってなるけど、一生懸命さに絆されることもあり得るなと思わせる。
亡くなった奥さんは旦那さんのために、手作りハーブ茶作っていたんだもんね。
結婚でゴールではないけれど、やはり人が幸せになる時に立ち会える仕事っていいなと思わせてくれる佳品。
婚活というか就活映画
結婚という人生の大イベントの話なので、感動もしますが、映画と言うよりはテレビホームドラマですね。
松本若菜はとても魅力的ですね。カウンセラーがあんなに綺麗だったら、カウンセラーへに恋しそうですね。
とくに、喜怒哀楽、とくに笑ったり泣いたりする仕草が刺さりますね。
婚活サービス、お見合いサービスの後援が強く、婚活と言うよりも、マリッジカウンセラーの職業への美化の方が強いかな。就活ムービーですね。
前にマッサージ師の映画見た時と同じ後味。
なんだ、協会の組織票か。
追伸、
アプリからログインできない
青山倫子がすこぶる良かった。
脚本がしっかりしていて、中盤以降色んな出来事が伏線となって回収されていくのが心地良かった。
いっけいさんの冒頭の芝居がキツかった。
演出として、やりたいことは理解できるが、誇張し過ぎで、最後まで愛せなかったのが残念。
青山倫子がとても良かった。初めて知った女優さんだけど、気持ちを持って行かれた。
おっさん先生
20年前の栄光にしがみつく前時代的思考満載で仕事も逃したりしちゃう営業課長が、新規に立ち上がるブライダル部門に異動となり、社外研修として結婚相談所に出向になり始まって行く話。
結婚することが当たり前、結婚相談所の所以など理解不能なおっさんだけど、その時出来ることを精一杯やることは忘れず、人の表情をみたり、熱心に会員と向き合うことで本人も会員にも影響を及ぼしていくという、まあわかりやすくお約束なコメディですね。
仕事が出来た人という片鱗はあったし悪い人ではないけれど…。
人それぞれとはいえ、そんな上手く行くかよ!なところも多々あるけれど、理解不能ながらの熱量とか、掛け違いとかなかなか愉しかった。
まあ歳とると考えを変えたり切り替えたりは難しいよねw
松本若菜さんにサポートされるのが、何より幸せ‼️
人の性格が人それぞれなのは当たり前で、単純に分類などできません。
それでも、学校のクラスや部活などの比較的小さい集団においては、こんなふうに分かれることもあるのではないでしょうか。
①大体において自分の思う通りに振る舞える人(飲み会などもその人のペースで仕切られがち)
②全体の空気とはちょっと距離を置いているが、独自のパーソナルスペースは確固としていて揺るがない人
③全体の空気の中で割と柔軟に①に合わせたり、②に近づいたり、上手く泳げる人
④空気を読みながらも、自分からは流れに乗れず、誰かに引っ張ってもらわないと、その集団から浮きがちになってしまう人(ある時期、その自分の特性に気がついてそれなりに孤高の道を歩ける人は②になれるのだと思います)
思春期に、自分は④にちかいところに位置していたので(今は相当厚かましく、かつ図々しくなってしまいましたが、周りの人に嫌われたくないので①ではなく②として振る舞ってます)、背中を押されてもなお逡巡する、坂口くんを好きなあの女性の気持ちがよく分かります。
こういう人は、幸せになったらなったで、こんな自分が幸せになんてなっていいのだろうか?とかまた悩むのです。
今の時代、幸せの形についても、昭和的な価値観に基づく発想で語ることはそのままハラスメントになりますが、信頼できるパートナーを欲する気持ちに嘘はありません。
①だった渡辺いっけいさんが、④の人たちに寄り添うことから学び、精神的な成長を遂げるのを見ることは、精神の動脈硬化による劣化を防止するための発想転換の仕方を教わっているようで、とても身につまされました。
それにしても、松本若菜さん、なんて素敵な女性なのでしょう❗️こんな人にサポートしてもらえるなら、ずっと縁に結ばれず、松本さんにサポートされ続けてるほうがいい、と大抵の男は思ってしまうのでは😄
静かな心地良さ
ロケ地が地元で、あ!ここ行ったことある!って懐かしさも感じながら観れた。
主人公はコンプラの波に淘汰された今じゃ絶滅危惧種みたいなおじさん。でも言い難いことをズケズケ言ってくれるこういう人って今じゃ貴重なのかも。
松本若菜さん終始美しかった。
観終わった後は、うおお!めっちゃよかった!て感じはないけど、ちょっと遠回りして帰りたくなるような心地良さ。
見ていて疲れない楽しい映画
思った通りの展開になります
昭和のおやじ臭さがプンプンします
涙を流す様なシーンもありません
「ゲラゲラ」とは笑えません
感動はするけど、感銘する程ではありません
ところが、これが悪くない。
見ていて疲れないし、程よく笑え、程よく感動して心が温まる、そんな映画です。
ハートフルコメディ...まさにこれです。
この映画、すごく単純なストーリーです。
しかし、数分毎に笑いがとれるようになっていますし
役者の魅力がとことん活かされてます。
また、主人公の設定も面白い。
最初は、こんな人の性格が変わるのかと思いましたが
性格は変わらず、方向性だけが変わっていき
それがストーリーを構成していきます。
こんな展開ができるのは、脚本家と監督が優秀なんでしょうね。
見ていて疲れない楽しい映画ですので
ちょっと気持ちを切り替えたい時等に見てみると良いのではないでしょうか?
笑いあり、涙ありの元気がもらえる秀作
愛知県、先行上映
私の地元、愛知県の三河地区が舞台で、けっこう知っている場所が本編中に出てくるため、とても親近感を感じる作品です
ちょっとクスッ、そしてホロッとさせる、とても元気のもらえるいい作品に仕上がっています
渡辺いっけいさん演じる主役の昭和サラリーマンオヤジ、初めはすごく感じが悪くて嫌な奴だけど、真っ直ぐで熱血な感じが途中からとても小気味よく感じてきて応援したくなりました
ラストはなかなかの涙ものです
そしてもう一人の主役を演じる松本若菜さんがすごくいいです、最近 怪演が印象的な彼女ですが、本作では一所懸命に生きる悩める等身大の女性を力一杯演じていてとても役にハマっています、彼女はこういう役の方がいいですね
観た後、清々しい気分になれる、後味スッキリの秀作です
再び見たいと思う、大切にしたい映画
登場人物それぞれ不器用だけど、一生懸命なところに終始エールを送っている自分がいました。
面白おかしいシーンもありましたが、幸福感から溢れて出た笑みと、涙の量は想定外で、今後この映画を皆が育て、名作として語っていただけると本当にいいなと思います。
なお、視聴された方の中で続編を望む声が挙がっていましたが、同感です。もはや私にとって「とわえもあ」は、今もこの近くで営業している結婚相談所で、またどこかのタイミングで、赤羽(渡辺いっけい)さんをはじめとした各々の成長ぶりを垣間見たい…と思っています。
メインロケ地の古民家もとても良かったと思います。現実にこんな相談所があるんだ…という錯覚。また、こんな相談所があったらいいなと思う願望。この趣きは日本家屋だからこそだと思いまます。
最後に…世代、立場で感じ方は違うと思いますが、まずは見ていただけるといいと思います。あと、ちょっとお金がかかるけど、パンフレットも買ってみては?終始皆さんのあたたかさが伝わってきます。
マリッジカウンセラー
「マリッジカウンセラー」先行公開&舞台挨拶、行ってまいりました。
とても楽しい、心が暖かくなる素敵な映画。
前日譚である短編映画「マリッジカウンセラー 結衣の決意」を本編より先に観ていたため、気持ちよく世界に入っていけました。
ネタバレにならないよう内容には触れませんが、「マリッジカウンセラー結衣の決意」の時からの結衣さんの成長が見れたのが凄く嬉しかったです。
登場人物たちも皆、魅力的で楽しく、是非観ていただきたい映画です。
素敵な映画をありがとうございました。
上質な「涙あり・笑いあり」の楽しい映画
「人の幸せのカタチってなんだろう?」を問いかける、優れたヒューマン・ドラマだと思いました。婚活テーマにありがちな、男女のマッチングを面白おかしく…ではないところに好感がもてました。登場人物それぞれが、結婚をめぐって一所懸命で、だからこその上質な「涙あり・笑いあり」の楽しさです(5分に1回は笑えます!)
たとえば、主人公の赤羽昭雄は名前通りの「昭和な男性」。仕事の鬼で、パワハラ・セクハラあたり前という、そのステレオタイプでコミカルな言動が効いていて、後半の「生まれ変わった姿」がリアルでした。いったんは失った自分の居場所を見つけていく過程が感動的です。いろいろな「他者との関わり」の中で、人は「自分の幸せのカタチ」を見つけていくのだなあと感じました。
結婚相談所でのお相手探しを躊躇している方にこそ見て欲しい、見れば婚活したくなります!という迫力のおすすめ映画です。
一度も三度も四度も五度も楽しめる映画!
俳優さん達の演技が素晴らしく、ストーリーも最高でした!!
声を出して笑ってしまったり。
かと思えば泣けてしまったり。
胸がジーンと熱くなったり。
何故か懐かしくも感じたり。
映画ってやっぱりいいなぁ、と改めて感じさせていただけました。
ドラマ化してほしいくらいです笑
それくらい面白かった!!
続編、出ないかなぁ。
疲れが吹っ飛ぶ映画。
是非、忙しい方にも観ていただきたいです!
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