劇場公開日 2022年11月18日

  • 予告編を見る

「情けは人のためならず巡りめぐって己のため」ミセス・ハリス、パリへ行く gomako1933さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0情けは人のためならず巡りめぐって己のため

2023年1月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ミセス・ハリスの情で人の心が動いていく。
自分の手で生きているプライドが芯にあるので透明な存在に抑えつけられることには屈しない下を向かない魅力的なミセス・ハリスをレスリー・マンヴィル。
 レスリーが当時のイギリス🇬🇧女性の労働者のプライドを体現に対してクリスチャン・ディオールのマネージャーを圧倒的な存在感でイザベル・ユペール。
パリのファション会、こんなフランス🇫🇷女性が支えてきたのだろうな感で納得の配役
 華やかなDiorのドレス、オートクチュールは見えない存在に支えられている。自分の手で人生をつくる全ての人の心情にプライドを思い出させるミセス・ハリスのドレス愛。
 ファションショーもお見事、一着一着に人々の愛情込めて作られている。だからミセス・ハリスは魅了され自分に求め諦めなかったのだろう。
自分の人生だから
情のある人が己をつくる。
最後に送られたDiorの箱に丁寧に大事にみんなの心が包まれていた。
ドレスの色の対比も象徴的でした。
ブラボーと呟きたい。

gomako1933