ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価
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"すへては自然の摂理のなかで"
基本的にはミステリータッチです ラブストーリー的な要素もあります ノースカロライナの自然が素晴らしいのでもう少しそこを見せて欲しかったかなという感じもします 最後に落ちがありますが そういうことなんでしょう 納得のいく結末だとは思います まずまず良い出来ではないでしょうか
異質なものを疎外する人間の性。
いやーな映画。描かれる父や恋人のクソな所業がとにかく許せなくて、映画のこととは思えないほどに腹立たしい。報道されることは氷山の一角で、いまだに至る所でこのようなことが起こっていることに嫌気がさす。 だからこそ、裁判後に訪れる穏やかで幸せな時間がとても沁みる。かつて話題になった某洗剤のCMでもあったのような老夫婦像。 そして、大ラスの展開はやっぱりといった感じで、してやったり。
湿地の正義
湿地で孤独に少女が暮らすなんて、あり得ないし非現実的、と途中でやめてしまおうかと思ったが、映像の美しさに最後まで見てしまった。
鳥や虫たちがとても美しくて表現されている。
カイヤの世界は結局1.3km2の湿地の中にあったのだろう。
町のルールとは無縁で生きる。
自然には善悪はなく、ただ生きる知恵がある。
彼女も生きるために知恵を使ったのだろう。
町で暮らそうと言うチェイスではなく、一緒に湿地でくらしてくれるテイトを選んだのもそのためだろう。
だけど、そのために親切にしてくれる町の皆を騙したというのは、ちょっといただけない。テイトだけがその十字架を背負うのだが、それもね。
って事で、マイナス1です。
でもまぁ、女子供を殴る男は救いようがないので殺したくなる気持ちはよくわかる。警察を使えばいいのに、と思ってしまう私は町の人間なのでしょうね。
英語のタイトル見てびっくり
Where the crawdads sing.
crawって吐き気がするって時に使われるそうで、むかつく父親って意味でザリガニを選んでるのでは、と思った。
だとしたら、父親も殺されていたりして??なんて。家族が湿地から出ていくシーンは描かれてたけど、父親のシーンてあったっけ??
そうなると、彼女が頑なに湿地に執着したわけも、施設に行くのを拒んだ訳も違う意味合いに捉えられるし、カイアの姿が全く違く見えてくる。
この数年で観た映画で最高傑作!
展開はありきたりのようで、そうでもなし。 主人公のカイヤ(デイジー・エドガー=ジョーンズ)の シュッとした演技力が全体の場と時間を引っ張っていく。 サスペンス・法廷劇・ラブロマンスと王道ごった煮に加えてフォレスト・ガンプフォーマットを使った鬼の4層構造。 スティーブン・キングばりの最後まで気の抜けない怖さと 人間のしたたかさ、たくましさが根を張っている映画だった。 チェイス役のハリス・ディキンソンは本当はいい人だと思うけどがっぷり見入ってしまうクソ野郎さ。こういう俳優がいるから映画は没入できるんだぜぇ。
ラスト2分前、、、
案の定、想像通り、というか期待どおりカイアがチェイスを殺してないと1000パーセント思っていたので、
裁判に勝って、無罪となってそりゃ無罪だわなー
と思っていたところ、
そういえば貝殻は結局どこにあったのだろー、、
と、ぼんやりモヤモヤとしていたが、
そのまま物語はすすみ、
想定通り、テイトと復縁し、
そのまま共に年を取り、
穏やかに暮らす風景が流れていながらも、
まだぼんやりと貝殻どこいったんだろー、、
と思っていたら、、、、
まさかのまさか!!!!!!!
びっくり仰天とはこのこと。
あの貝殻が本に挟まっていたとは、、、、
まてよ、、、、
貝殻がここにあるということは、、、😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱
ひえーーーー
やられた。
私の頭の中がまだ混乱している。
だってラスト2分前くらいでこのままもう平和に終わるものだと思っていたから
あの貝殻は特に発見されないまま終わるんだろうなー、
貝殻の居場所、視聴者の想像に任せるパターンかー、
よくある想像させるやつねー、
と思っていたところ、、、
ラスト中のラストのどんでんがえし。
びっっくり。
カイアが殺めていたのか、、、、
ラストの衝撃の余韻がすっごい。
でも殺されるようなことをチェイスはしていたからね、、、うん、
「お母さんが出て行く理由が分かった、男というのは、最後には必ず自分が殴る」と言っていた。
チェイスはまた必ずやり返しにやってくる、と勘づいたからやられる前に何か手を打たなくては、とカイヤは思ったのだろう、
『殺る』という手を打っていなかったら、
今頃チェイスは復讐にきてカイヤが殺されていたかもしれない。
余談だが、
はじめテイトとチェイスの違いがわからず、
どことなく二人顔が似ているし名前も「イ」が同じで韻もなんか似てるし、
前髪の分け目も似てたけど(笑)
死んだ人がえ!?あらわれた?チェイスがテイトやっけ?え?え?(笑)テイトチェイス?(笑)
と、少し見慣れるまでに時間がかかった(笑)
群集心理
高評価と聞いたので映画館で観るつもりだった。 しかし、地方では上映館や時間が限られて短期間で終わってしまった。 期待に胸を膨らませてBD観賞。 悪くはなかったが、サスペンス的要素は薄くストーリー展開は意外に平凡。 ラストも何ら驚きはない。 それよりも本来は救済すべき娘を町ぐるみで卑下し蔑む、 人間の奥底に蠢く汚さ、醜さがベースに流れていて終始陰鬱だった。 そんな中、ヒロインの証言拒否の言は痛快で胸に刺さった。 支える弁護士、店の夫婦の存在にも心温まった。 やっぱり自分が人間嫌いであることを再認識し、 少数のいい人とだけ生きていける幸せをかみしめた。
湿地の自然が美しい
少女の成長物語+ラブロマンスを美しい湿地の自然と共に紡ぐ。 全体的に暗く物悲しさに包まれている時間が長い。 時代的にもノスタルジーを感じる映像。 ジャンピンは貝を買い叩いているのか? 税金払えるのか! 給食食べないのか! グループホーム入った方がいいんじゃ? 母の手紙には何が書いてあった? 土地取られる? 変人扱いされてなければ、あの家で一人暮らしは危ない。 予告をまだ見ていない人は本編から観ましょう。
ザリガニは鳴かないそうです
けど、ワタシが泣けるわー 一人でも立派に生きていってくれー けど風呂入ってんのか?女のコやしな。 心配や。 ええ彼氏できたやん。 次の彼氏は顔つきからしてクズ男やけど それでええのかー? 前の彼氏とヨリ戻ってよかったやん あーずっと寄り添って行くんやね あー最期は幸せ満載で逝くんやね 完全に感情移入して 涙腺爆発のエンディング で、真相はコレ?! ミステリーならではの快感です。 80点 4 TOHOシネマズ日比谷 20221130 パンフ購入 やったー月間10本 新記録
湿地が美しい
予告編を観て結構なサスペンスかなーと思っていたら、 これはラブロマンスですね! 冒頭の家族が全員出ていって一人ポツンと湿地で取り残された少女の姿に、胸が苦しくなりました。 でも、あの雑貨屋さんのご夫婦やテイトに支えられながら、ささやかで幸せな生活を送っていたカイヤ。 だからテイトの行動には、オイ!!でしたね。 確かにわかるよ!!! ここで帰ってきたら物語終わっちゃうからさ!! でも、そりゃないよ!!!テイト!! 湿地はくすんだ色合いの緑や薄紫、薄い茶色で 彩られており、とても心が穏やかになる風景でした。 カイヤの本も読んでみたいですね! 終わり方も好きで、とても面白かったです。
まあまあ
まあまあ面白かった。けど、こんな美人が辺鄙なところにのけ者にされて住んでるのが意味分からん。彼女が好んであそこに住んでいるのはいいけど街の住民全員がのけ者扱いしているのがしらける。あと、真っ暗な中あんな高いところに登っていかないだろ、愛しの彼女が待っていたとしても。その辺しらける。
原作に比べると深み不足、雰囲気感は良好
原作読了後の鑑賞です
Amazonプライムで鑑賞
やはり原作の重厚さを
2時間で表現するのには
無理がありました…
主人公カイアの感じる
家族から取り残された孤独
周りから差別される苦しみ
信じていた人に裏切られる悲しみ
は深みが足りない感じにはなってしまいました
それでも
一つの映画作品としては
見応えがアリです
映画全体を
うまく陰鬱な雰囲気に包まれており
カイアの語りも含めて
湿地、沼地の持つ雰囲気が
うまく表現されていました
これからは
映画を楽しくみるには
映画→原作
の方が良いかもしれませんねえ
ラストは
みなさん言っている通り
原作と同様の驚きシーンが待ってます
お楽しみに😊
深い。人として生きること。愛することとは。
わたしの単純な思考だと作品が本当に語りたかったことを感じ取れないため、ここのレビューには本当に助けられる。
そして今回も助けられた。
鑑賞しレビューを読む…
それを踏まえたうえでの感想は『なるほどーーー‼︎』だ。
幼い頃に家族に見捨てられた少女が1人で生活し、
生きていく中で2人の男性から見初められ、その1人が遺体となり発見される。
ここからの法廷劇から解決までの物語。
かと思っていた。
違う。ぜんっぜん違った!!
カイアが法廷であんなに平然としていたのも、無実だとわかってホッとしていたのも、自分の罪を隠していたからではなく、ただ純粋に“湿地に帰りたかったから”それだけ。
最後の最後、あの貝殻のネックレスが意味するもの。
あれは恐らく…殺人を意味するもの。
でも、本人は悪い事したとは思っていないかもしれない。
ただ湿地で植物や動物たちから学んだ身の守り方で自分を守っただけなのだろう。
そして、最後に本当に愛する人と平穏に暮らして生涯を終える。
その懺悔を夫にする必要はない。
彼女は学校にも行かず、ずっと1人だったから人としての善悪というものがないのかも。純粋に。
殺された男性と結婚した男性は対照的た2人だった。
体を重ねたときも、片方とはめっちゃ幸せそうで気持ちよさそうなのに、もう片方は独りよがりだしめっちゃ痛そうだし。
そこも男性の人となりが見て取れたなぁと思う。
でも貝殻のネックレスはずっとつけてたんだなぁー…
彼もかわいそうな人だったのかもしれない。
あんな母親だもんね。
だから何にも縛られず自由に生きるカイアに憧れて惹かれた。
そこで、自分の気持ちに素直になって、周りの目なんて気にせず、真っ直ぐにカイアへの気持ちをだしていたら違ったろうに…
小説も読んでみたいと思った。
真実に、圧倒、圧巻
息もできない、とは、この事かと思いました。
途中まで、私は主人公に寄り添っていました。
いや、寄り添った気になっていました。
しかし、本当に彼女を受け止め、包み込んでいたのは、
大いなる自然・彼女の愛した湿地だったことに気づき、
息が止まったかのような心地になりました。
この真実に、圧倒、圧巻。
"自然に善悪はない。
彼らが生きるための知恵なのかもしれない。"
そうか、そうだったんだ…。
うわぁぁぁ…しばらく呆然…。
(深呼吸…)
映画、開始10秒ほどで好きに。
緑豊かな湿地の映像が本当に綺麗。
舞い上がる赤や黄色の落ち葉たち、
空を埋め尽くさんばかりのハクガンの群れ。
水面を宝石のように輝かせる湿地、
動植物に虫たち。
自然が好きな方にもこの映画はお勧めしたい。
本当に、映像の美しさ、見事です。
何通りも考えられるラスト
まず6歳の子どもを置いて自分だけ逃げた母親が許せない。カイアの幼少期のシーンが可哀想で😢...。テイトとジャンピンさんご夫妻だけが救いだ。チェイスに関しては最低の男という感想しかない。カイアに対してだけではなく、友達にも横柄な態度だったのでは?容疑者になり得る人は他にもいたかもね。ラストのあの表情は?そうだったのか!という驚きなのか、知っていたのか!かもしれないですね。
カイヤが湿地を離れなかったのは、母親が迎えに来てくれるのを待っていたからなのだろうか?
終幕近くまで真相がわからなかったので、それで、事件なの、事故なのどっち〜と思いながら観ていた。カイヤはすごい。学校にも通わず、一人でがんばって生きていた。チェイスの助けがあったとはいえ、字を覚えて、図書館の本を読破し、果ては観察眼を生かして自分で本まで出版しちゃうなんて… カイヤは母親のようにはならないと固く決心していたのかなぁと思った。暴力から逃げるだけの人生を送りたくはないと… 彼女は村のほんの一部の人たちからは協力されていたが、ほとんどの人からは差別されていた。それでもなお一人で生き続けていた。強いなぁ。彼女の人生を思うと、頭が下がる。それでよかったのだろうか? 私にはわからない。
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