「ミステリー感は少なく感じた」ザリガニの鳴くところ ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリー感は少なく感じた
Netflixで鑑賞。
湿地や海辺等の自然の情景を見るだけでも、やはり大スクリーンで見たかった。
出ていく母よ、兄よ、暴力父に耐えられず家を出るならカイアを連れていけー。ちょっと「DOGMAN」を見た時と似たような気持ちになりましたよ。
街の人々からは湿地の娘(Marsh girl )と蔑まれ、教育も受けられず孤独で悲惨な日々を送る、そんなカイアも人との接触があるが、やはり寄ってくるのは男。何も起きない訳がないー。
人里離れて暮らすこの類の話は、救いの手が延べられても、自分が慣れ親しんだ環境に身を置き続けるパターンが多いように思う。ジャンルは違うが昔見た「エメラルド・フォレスト」もそんな感じ。(街では暮らせない)
カイアを育み、生きる術を見つけた湿地が彼女の生きる場所。
自然界の在り方が彼女に染み込んでいる。それが、やっぱり!?…というラストにも活かされ、うまく構成された物語と思いました。
*****
自転車に乗るかのようにボートで移動する人々の様は、そうそう見る機会がないので興味深かったです。
原題:Where The Crawdads Sing
コメントする