「世捨て人」ザリガニの鳴くところ filmpelonpaさんの映画レビュー(感想・評価)
世捨て人
世間と距離を置き、男を通じて社会での身の置き所のなさにもがく女性が描かれている。どこで生きるか、どこで死ぬかってのにとらわれると人生はぎゅっと難しくなる。ただしこの人の場合は自分が1番生きる場所を最初から知っていたので、苦しさも増すし、木と木の間の「世間」の風穴から、火の粉もふりまくってくる。
しかし、作品は引き込まれない。サスペンス風だが話を動かしているのは愚かな男のようで、サスペンスの必然性がない。女性も男も幼稚に見える。マジカルニグロもまだやっている。
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