「光と闇、水と緑溢れる湿地帯を舞台に」ザリガニの鳴くところ ゆみありさんの映画レビュー(感想・評価)
光と闇、水と緑溢れる湿地帯を舞台に
家族に捨てられた少女が湿地帯で一人生き抜くという設定が残酷ではあるが、また興味深くもある。水と緑溢れる湿地帯には、さまざまな動植物が生息しており、その豊かな自然と動植物を映す映像は美しい。
殺人事件の容疑者となったカイヤに対して、その生い立ちに偏見をもつ陪審員との法廷劇でもある。無垢な主人公カイヤの恋愛と結婚、さらに湿地帯の動植物を描く作家としての成功譚でもある。
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