「湿地の娘がそこで生きて身に染みた死生観」ザリガニの鳴くところ gomako1933さんの映画レビュー(感想・評価)
湿地の娘がそこで生きて身に染みた死生観
日本語での表記で湿地というと、ジメジメとした感じを想像してしまう。
釧路湿原を想像してください。
この世界が生き物にとって明るい光合成を感じさせる。
木陰と日差しに生きる水
母に去られ
兄姉に去られ
残った父にも捨てられたカイア
湿原の生き物と
野鳥の生き方
カイアにとってテイトと別れた朝の鷹・猛禽に魅入られたのがメタファーになってたかな。
孤独で育つことになったのは
父親の戦争体験の傷みからのDV
歪んだ形でトラウマは継承される。
今、現実の日本のカルト宗教を想像してしまう。
カイアは
やっぱり人の愛を求めていた。
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