「ハクガンの来るところ」ザリガニの鳴くところ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ハクガンの来るところ
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1969年10月30日にノースカロライナの湿地帯にある火の見やぐらの下で見つかった町の人気者チェイスの死を巡り、殺人犯として裁判にかけられた湿地の娘の話。
幼い頃から湿地で1人暮らしをしてきた町の疎まれ者のカイアが犯人との噂が立ち、逮捕され法廷に立つことになっていくけれど、ここまで証拠も証人も示されることは無く、殺人事件である確証すら特になし?赤いニット帽らしきものが証拠みたいなこと言ってたけれど???
そして1953年からの1人になった経緯や町の人との関係性を絡めつつの長い長い恋愛物語って…チェイスは登場した時から上から目線とオラつきがあってこれが人気者ですか?だし。
一応、話しが進んでいくと証拠や証言がもとからあった様な体で示されてサスペンス味は出て来るけれど、裁判の内容が茶番過ぎ。
いくら60年代とはいえ、こんなアホな証拠や供述で起訴出来ちゃうって…動機だけで言ったら容疑者はいっぱいいそうですけどね。
そこからの落とし方も含めて、ストーリーの構成だけでなんとかそれなりには愉しめたけれど、サスペンスって言うにはあまりにも雑で肩透かし、まあ所謂ラブストーリーだった。
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