「ミステリとしては」ザリガニの鳴くところ キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリとしては
原作未読。
アメリカですごく売れた「ミステリ」だという触れ込みに食いついて劇場へ向かった。
主人公の女性はすごく綺麗だし演技も上手。若い頃のアン・ハサウェイを思い出した。
その彼女が、恵まれない境遇から周りの人々との関わりの中で自分の人生を切り開いていくという1人の女性の成長譚としては良い。
自然の映像は美しいし、「湿地」というあまり馴染みのない地域で暮らす人達の生活というのも興味深い。
ただ。
これを「ミステリ」だと思って観てしまうと、かなりの肩透かしを感じてしまう。
少なくとも、あのラストは「衝撃」でも「驚愕」でもない。
「物語の最後に、ちょっとした仕掛けがある。」
そのくらいの気持ちで観るのがちょうど良いのでは。
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