「ただの成長物語ではない、家族劇」わたしの見ている世界が全て ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの成長物語ではない、家族劇
中川監督の作品をよく観ていたのもあり、鑑賞。
わたしは光をにぎっている、とかとタイトルが似ているように、静かめな雰囲気は似ており、その空気感もとても心地良い。劇伴がそれをサポートしている。
中川監督の原案とのことで、作風が引き継がれている。
そんな雰囲気の中でも、主人公はアクティブなキャラクターと、他の作品とは明確に違い、テンポよく話が進み、周囲との対比がとても際立っている。
主演も厳しいキャラだけど憎めない役回りをうまく演じていた。
飽きることなく、90分あまりを楽しめた。
終わり方は賛否両論あるかもしれないけれど、自分はとても良かった。ありきたりな成長物語にしないあたり。
じんわりと響いてくる、というよりは家族劇としての暖かさ+あとを引く面白さ。
そして、普通に鑑賞していたら、なんと鑑賞後に佐近監督飛び入りで挨拶という、いままではじめての展開。いろいろとお話も聞けました。
2023年劇場鑑賞56本目
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