「犬やふしぎ生命体が可愛い!」ストレンジ・ワールド もうひとつの世界 おくらさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0犬やふしぎ生命体が可愛い!

2023年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

暇潰しに見て面白かったのでレビュー。

まずはタイトル通りさすがディズニー作品!
動物や架空生物のキャラクターが可愛くて素敵でした。
クスッと笑って癒されるシーンが沢山ありました。

もう一つは3世代でのコンプレックスや衝突と和解が心を温めさせました。
息子と栄光を掴み取りたい祖父に、栄光ばかり追った父と違い現実的で息子思いな父親を目指す主人公。祖父と父とは違い異なるモノと反発し合うのでは無く共存の道を選びたい息子のやり取りは人間味溢れていて、教育っぽくなることなく息子が訴えかけるボードゲームのシーンはとても良かったです。

また冒険物としても一部王道で夢のある世界観がとても良かったです。
子供の頃に読んでいた児童書を思い出して嬉しくなりました。

最後に、この作品で驚いたのは息子が男の子に片想いしてることでした。
他にも飼い犬が片足無かったりと、何の説明も無くそう言ったキャラクターが出てきて少し驚きました。

同性愛に特に違和感の無い世界なのか、普通に主人公や祖父が息子に男の子との恋愛を後押ししてて、ちょっとあれれ?とは思いました。
同性愛者を否定しないのは良いですが、子どもが見るものに刷り込みのように同性愛は当たり前みたいな表現をするのは少し違くない?と思いました。
違うモノを理解して受け入れるのと、最初から問題ないものとして見るのは違うと思います。この世には女を好きな男も居れば、男を好きな男も居る。それは同じじゃなくて違うことなので。人は違いを否定したがる生き物だけど、違いを認めて人格を尊重する事が大事なのであって、違うと認識する事自体を無くすのとは間違って居ると思います。

そこだけモヤっとしたので評価は4で留めときました。
でも普通に面白いし、伝えたいことは素直に素敵だと思います。

おくら