そばかすのレビュー・感想・評価
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感情は自由に持っていいものです
大昔から個人個人バラバラであったのだろうと薄々みんな分かっていたと思うのです
時代によって大人達が勝手に枠を作りそこへ当てはめていたのでしょうね
まだまだ人類は未熟で幻のような常識の中で生きていくには己を出すことがまだ危険な時なのかもしれないのかも
正義も曖昧だし大国が戦争もしている
その一方では何々ハラスメントと言っていったい何をどうしたら良いのかも模索中
個々の性格や癖や思考、思想などを分析してしまったら誰だって何かしらの病名がついてしまうのかもしれないな〜などとずいぶん前から思ったりしています
丸四角メガネの人が言ってました
人と関わることは大なり小なり人を傷付けてしまうことなのだと
本当のことをカミングアウトしたら親が悲しむかも知れない、「好き」と言われてそれを拒んだら相手を傷付けてしまうこともあるでしょう
人と関わるのはそれを踏まえて人と生きていくしかないのでしょうかね
あまり臆病にならずにもっと楽になってもいいんじゃないかと思います。
自分に正直でありたい。
映画を観ると、自分がいかに固定観念に囚われて生きているかを改めて思い知らされて、もはや気持ち良い。
初っ端の合コンのシーンで、好きかもと言われるシーンハッとさせられた。
自分の意思が希薄な私は、自分が相手をどう思うかに関わらず、好きかもと言われたら、一気に自己肯定感があがり、選ばれた、ということに舞い上がってしまうと思う。
自分の意思に関わらず、相手に選ばれることにしか自分の価値を見出せない、旧タイプのシンデレラと全く同じだった。
なので私は終始、苦しむことや悩むことも多いけど、自分の気持ちに正直なカスミが眩しかった。
もっと自分の気持ちを大切にしなければ、勝手な常識に囚われていると、自分に正直に生きている人を苦しめたり、理解できなくなってしまう可能性があることに気付かされた。
わたしは常に人の目が気になってしまうし、誰にでも好かれたいと思ってしまう。その意識より、自分の気持ちに比重を置きたい。
まずは映画を観終わった後の、たくさんの人で賑わう繁華街でひとり、気ままに歩いてみた。
自分が気持ちいいな、と思う方向にいきたい。
そんな、柔らかくて清々しい気持ちで歩く帰り道が心地よい映画。
恋愛感情を持たない女性の「なんでもない」1人の物語
恋愛感情を持たない人をアセクシュアルと言うらしい。そんなヒロインの何でもない物語。その「なんでもない」雰囲気が色々と考えさせてくれる作品。
30歳、独身。親は口うるさく、妹夫婦は騒がしそうだ。無理やりお見合いをして、良い人と出会うが…。メ~テレの映画レーベル、(not)HEROINE moviesの3作目は、欲しがらないヒロイン。いや、それが分からないヒロイン。もちろんそれが悪いとか良いとかの話をする訳では無い。ただ、適齢期とされる30歳に迫る転機は皮肉にも結婚や恋愛なのである。客観的に捉えながら何度もその感情を問い続けてきたカスミの感情をひらりひらりと観ていく。
玉田真也監督のトークセッション付きの試写会だった為、いくつかウラ話を聞くことができた。中でも興味深いのは、作品の7割がワンカットであることだ。舞台畑の人だからとも思っていたが、どうやら意図したモノらしい。そこで流れる空気感、家族や友人との関係で生まれるユーモアが感情を交錯させ、暗いトーンになりすぎないような工夫がされている。私はそこにある言葉を重く受け止めてしまったが、割と周りは受け入れたこともあってか笑いにも変わっていた。良し悪しではなく、それだけ普遍的で人間のユーモアが強いのである。そこがワンカットと相まって爆発していく。実に面白い反応の数々だ。
主演は三浦透子さん。『ドライブ・マイ・カー』を始め、何かと飄々とした姿を連想するが、この作品では実に表情が多彩。喜怒哀楽が全面に出た、彼女の主観が覗く作品になっている。共演には前田敦子さんや伊藤万理華さん、佐藤玲さんに北村匠海さんといった豪華なメンツ。静岡のロケーションもあり、見応えと柔らかさが効いていた。
自身のあるべき姿のために立ち向かうことが全てではない。だが、受け入れてくれる人を待つことも悪くないのかもしれない。自分を保つためにすり減らしても良いことはないのだから。ダサい走り方でも、今を懸命に走ればきっと見えてくる。
価値観の衝突
蘇畑佳純、30歳。
周りは次々と結婚し、妹も結婚して子供を授かる中で、全く恋愛や結婚の気配がない彼女に対して、母親はしつこく結婚を勧める。
しかし、彼女は恋愛感情や性欲が全く湧かない体質であり、人生において恋愛や結婚をそこまで重要だとは考えていなかった。
そんな彼女の葛藤の日々の物語。
いわゆるアセクシャルと呼ばれるセクシュアリティの人の話。
よくセットでアロマンティックというセクシュアリティも聞くけれど、佳純の場合は恋愛感情も性欲もないということなので恐らくアセクに分類するのが正しい。
とにかく恋愛しない人の映画な訳だけれどものすごく良かった。
近年、こういうセクシュアリティがあることが世間的に認知され始めてきていて、『恋せぬふたり』とか『今夜すきやきだよ』とか、この問題を取り扱う恋愛しない作品が多く作られるようになった(かくいう私も恋せぬふたりでこのセクシュアリティを知った)。
確かに素直に考えれば恋愛しない人もいて当然だなと思うわけだけど、今まで生きてきた中で恋愛することが当たり前、結婚はした方がいいと常識として固定化されているから、それを突然ひっくり返されて困惑するのもごく普通の反応だと思う。
極端な例を挙げれば、「自分が生きていくために必要ならば人を殺しても構わない」といきなり言われるようなもの。それは拒否反応を起こす。
お見合いで出会った彼についても、全てを肯定することはできないが、完全に否定もできない。
ただ、価値観は時代とともに変わる。
「今の若者は恋愛しない」などとよく言われるが、それは時代が変わったからであろう。
昔は家を継承するために無理矢理にでも結婚させられたわけだし、男は外で働き、女は家で家事や育児を行うのが当たり前とされてきた。
しかし今は違う。気軽に個人が声を発せられるようになった。多様な価値観に寛容な人間が増えた。
それこそ先ほどの大袈裟な例は戦国時代では善であるが現代の価値観ではない。
だいぶ脱線したが、ちょうど今はその転換点にいるのだと思う。
まだまだ恋愛至上主義のこの世の中。
男女の関係において恋愛関係はつきものだし、なんだかんだで1番盛り上がるのは恋バナ。
映画やドラマにラブが必要不可欠なのが現状だし、親や周りからはただ結婚や出産のプレッシャーがかかる。
ただ、そういうのが嫌な人もいるしできない人もいるのだと、心の片隅に置いておくだけでも違うと思う。
こういった作品が視野を広げてくれる。
心のキャパシティを増やしてくれる。
多様性などという綺麗な言葉で区別し、“特別”にするのではなく、日常の中に“普通”として存在できる日を心から願って止まない。
ここまで熱く語っといてお前はなんなんだと思われそうだが、私は結婚もしたいし恋愛も好きな恋愛を中心に生きてきた人間だ。
何故この話にそこまで興味があるかと言えば、この話が決して遠いものではないから。
実際、自分にはアロマ・アセクの知り合いが数人いる。
そういった人は思っている以上に多いと思う。
結婚したくないという人も多い。
自分の大切な人も現にそうであるし、若者の中では既に“当たり前”なのかもしれない。
内容もさることながら、三浦透子の主人公たる存在感が何よりも素晴らしかった。
役者としてアーティストとして、演技を超えた何か真に迫ってくるようなオーラがただ者ではない。
音大卒でチェロが弾ける主人公だが、物語終盤で一回だけ演奏するからこそとても胸に響く演奏だった。
チェロは人の声色に一番近い楽器らしい。
スピーチが苦手な彼女の声としてしっかり聴こえる。
人前で話すのは苦手、クールで感情を表に出すこともあまりない佳純ではあるけれど、真の通った意思と身に受けるネガティヴを跳ね返す心から幸せそうな感じが堪らなく良い。
前田敦子は本当に良い女優になったなと感じた。
友情出演の北村匠海は結構キーパーソン。想像以上に出演時間あって少し驚いた。
最近『手』のような、女性主人公が無口な父親と心を通わす的な話に弱い。
ノットヒロインムービーズの第三弾。
実はこのシリーズ、3作品とも新宿武蔵野館の同じスクリーンで観た。
そばかすを昨年中に観れなかったのは少し悔しいけれど、このシリーズ3本には武蔵野館の匂いが私の中でしっかりと焼き付いている。
シリーズを通して総合的に言うならば『わたし達はおとな』がベストだが、作品としては本作が1番好きかもしれない。
シンデレラの紙芝居の下りは少しモヤモヤしたが、本当に様々な価値観や考え方の扉を開いてくれる作品であるように思う。
メ〜テレ製作のこのシリーズがまだ続くかどうかは分からないが、ひとまず。
良いものを見せてくれてありがとう。
邦画はまだまだ終わっちゃいない。
AV女優のマエアツ
30歳の蘇畑佳純(そばた・かすみ)は、チェリストになる夢を諦めて実家にもどり、コールセンターで働きながら単調な毎日を過ごしていた。
妹は結婚して妊娠中、 父は鬱で休職中、バツ3の祖母は思ったことをなんでも口にし、母は、佳純に恋人がいないことを嘆きいていた。
恋愛したいと言う気持ちが湧かない佳純は、恋人が居なくても寂しくないし、十分幸せだが、周りは信じてくれなかった。
ある日、海辺で同級生の真帆と出会い、彼女のストレートな生き方に共感し、一緒に暮らそうとするが・・・というような話。
多様性の世の中だから、LGBTQや恋愛感情の湧かない人も居るだろう。そんな女性を演じた三浦透子が素晴らしかった。
伊藤万理華、坂井真紀、も良かったが、前田敦子が本作でもなかなかの女優ぶりを見せてくれた。
三浦透子と並ぶと前田敦子が可愛く見えるのは不思議だが、服のセンスも役に合ってて素敵だった。元AV女優役なら濡れ場も見たかったかな。
今年の映画初め
恋愛感情ってそんなに大事ですか?
22年公開の日本映画、12月に良作が続々と封切られて嬉しい悲鳴でした。ラーゲリ、ケイコ等々。
今作はもう見終わった途端に「ブラボー!」って叫びたくなった程に素晴らしかったです。
主人公のように恋愛感情が起こらない人のことを“無性愛者”とか“アセクシュアル”って呼ぶらしいですけど、それも少し違うような?そもそもそれって異常なことなんですかねぇ?
まっすぐに自分の人生を生きる主人公(そばたかすみ=そばかす)を三浦透子さんが演じていて、「ドライブ・マイ・カー」のときは寡黙でしたが今作では台詞も多く等身大の30歳をナチュラルに体現。
元AV女優役に前田敦子さん。最近のあっちゃん、驚くほどいい女優さんになりましたねー。作品選びも素晴らしいです。
主人公の家族に坂井真紀さん伊藤万理華さん三宅弘城さん。お見合い話をもってくるお母さんも結婚して妊娠している妹も良かったですが、ちょっと心の病で休職中のお父さん役の三宅さんがすごく良い味になっていました。
マイノリティを受け入れましょう、って上段に構えて言ってくるのではなく、あくまでもフラットにそして誠実に描いています。シンデレラのビデオ紙芝居、もっと見たかったな。
多様性の時代と言われていますが、そろそろ自分と違う価値観を「おかしい」「異常」と捉えるのをやめませんか?
映画ネタとして「宇宙戦争」をもってくるセンスもいいし、誰もが共感できるような爽やかさ軽やかさもまとっていて秀逸の一本になっています。
或三十路女の恋愛観の、いっときの心のスケッチ
異性に対する恋愛感情や性的な欲求を、全く持ち合わせていない或三十路女が、母親から強制的にお見合いさせられたり、元セクシー女優の女友達との交流、日常の保育士としての仕事ぶりを描いた作品です。
この映画のテーマは、「『女性は結婚して家庭を築くのが幸福である』という価値観を、主人公を通じて否定することによって、女性の真の幸せとは何か?」と、社会に問いかけをしている所にあるように思いました。
少子化が深刻な問題になり、社会保障制度の維持が危うくなりつつある現代の日本において、この映画は「害虫」のような立ち位置に有ると思わざるを得ませんが、結婚してもシングル・マザーになる女性(中には、経済苦に陥り自死する人もいます)が後を絶たない現状を考えると、「結婚の価値」について真剣に考えさせる、問題提起の作品のようにも思えました。
この主人公の女性の生き方に共感する方も多いと思いますが、ただし、なにぶん職業が保育士であり、このまま先、経済的な自立は難しいと思われ、この主人公も「将来は価値観を変えて婚活に一生懸命になるのでは?」という含みを、この作品は暗に持たせているような気もしました。
この作品を選び観た人の喜び
なぜ蘇畑さんは皆んなに話しかけられるのか
恋愛感情を持たない蘇畑さんの話
逃げ腰の彼女は常に“ステイ”の姿勢でいる。
だから、周囲の人物が声をかけることでしか
話が進まない。
だから、保育士でゲイの友人や
元AV女優の同級生に唐突に声をかけられ、
保育園で働いたり、アクティビティに行くなどして
話が展開していくのだ。
それが何とも不自然だったが、仕方ないのだろうか。
また、作中でシンデレラは男性視点の話だと言及されるが
本作での前田敦子の存在は男性視点になっていないと
言い切れるのだろうか。
都合よく出てきて都合よく仲良くなって
都合よく女性視点を持ったまるでミューズのような
優しき存在。
何より、父に向かって感情を爆発させるシーンの最後、
何も言葉が浮かばなくなった彼女が「…ばか!」と
まるで学が無いように描かれているのが若干気になった。
ただ、本作は人を変える力を持つと思う。
登場する人物の至る所に腹が立っていたが、
もうああいう態度を取ったり偏った認識を持つことは
なくなる可能性が見える。
最後には、彼女の創作を通して
この世のどこかに同じ考えを持った人がいて、
その人を救っていたことが明かされる。
この映画がまさにそうである、というように。
三浦透子が演じると、本当にそういう人に見えるから凄い。伊藤万理華の妹も、姉妹感があって良かった。
ただやっぱり前田あっちゃんとの関係だけがなんだか不思議。もっと生々しい話とかしないのかな。職業がそうだからとかじゃなくて、同じ生物学的女性として。
多様性はなにもLGBTだけじゃない
2023年劇場鑑賞18本目。
そばかすって三浦透子にあるか?と思っていたら そばた かすみさん、略してそばかす。劇中一人もそんな呼び方してません。
ポスターでタバコを吸っていますが、序盤に吸うシーンがあるだけで、後は喫煙シーンは出てきません。正直タバコ吸うのかと思って今週観たいのたくさんあるし、観るのやめてもいいかなと思ったくらいなので、このポスター失敗だと思います。湯切りのザル持ってる写真とかにした方が動員数上がるのでは。
同性愛とかそういうのでなくて、恋愛感情もいうものが欠落しているというそばたさん。どういう風に結末を持っていくのか最後まで引き込まれました。あれ?前田敦子二番目にクレジットされてたよな?あれ?友情出演の北村匠海、一瞬うとうとした時に出番終わったか?と思った頃にどちらも出てきました。
自分も彼女欲しいなとは思っていますけど、そこまで本気で恋愛しているわけでもないし、今の生活を変えるのも面倒だなと思っているので、もしかしたら自分もそこまで恋愛感情というものを持っていないのかもしれないと思いました。
男と女の到達点は恋愛感情。それは刹那でナンセンスだと優しく教えてくれる。
多種多様なマイノリティについて表現される作品が多い昨今。
少し大袈裟だったり、誇張的だったり、わざとらしかったりするなか、
自然でフラットな表現が
とてもリアルで、とても好感的で
なんだか泣けた。
だって日常ってそんなにドラマチックじゃないもの。
だからこそ小さなズレが気になったり、イライラしたりするものだ。
三浦透子 さんの心の動きに正直な細かな表情がとても繊細で、
前原滉 さん、前田敦子 さんも魅力的で
北村匠海 さんの存在感が素敵な余韻を見事に残してくれた
恋愛感情は“本能”ではなく“文化”
だからこそ、その感情理論が理解できないことは、不理解なことでは無い。
だって
決して愛そのものが欠けている訳ではないのだから。
新時代のシンデレラは馬車には乗らない。
これは想像以上でした。私はめっちゃめちゃ好きです。30才のソバタカスミはアセクシャルで他者に恋愛感情を抱かない。でもそれは特別なことでは決してない。そもそも何が正しい、間違いという問題ではない。人付き合いがうまい訳ではないけど、気が合えば誰とでも仲良しになれる。
心に傷を持ちながら日々進んだり戻ったりの父。性的マイノリティを隠して生きる仕事仲間。そしてどこかで今日を生きている自分と同じ価値観の誰か。優しい人達が作る世界の中で、カスミが生き方を身に付けてゆく。
シンデレラは王子と結婚しなくてもいい。あの家を出てひとりで逞しく生きてゆくのもいい。大切なのは自分の価値観を受け入れてあげること。自分に優しくしたっていい。
チェロの音色に乗って多様性という名の様々な生き方が彩られてゆく。カスミが今日も笑って過ごせていますように。素敵な1本でした。
女性の経済的な自立
今でも男女別で平均的な賃金を統計的に計算すると、男性のそれよりも女性のそれは低めに出るようです。
これだけ、雇用の分野における男女の平等ということが言われていても。
それは、あからさまに男女別で賃金格差を設けている企業が多いということではなく、今でも女性は補助的・臨時的な仕事で働く人が多いことによるものでしょう。
しかし、結果として手取り金額の結果だけからいえば、女性の賃金が男性のそれよりも低いことには間違いがなさそうです。
『甘いお酒でうがい』を観たときにも思いましたが、それでも、こういう映画が作られて、彼女のようなライフスタイルを選ぶことができるようになってきたということは、それなりに女性の経済的な自立も進んで来ているのかなぁ…という思いはあります。評論子には。
もっともっと、いろいろな映画を観たいという想いを掻き立ててもらえた一本にもなりました。評論子には。
ラストがぬるい
序盤は会話劇でもってくんだよね。そこで出てくる台詞の自然さが、現代口語演劇っぽかったから、玉田真也監督が手を入れてるんだと思う。観てると青年団の俳優がたくさん出てきて楽しい。
その面白い展開の間は「蘇畑さんにモテ期が来たって話かな」と思って観てるんだけど違うんだよね。蘇畑さん、アセクシャルだった。そこをそんなに声高に主張しないで、淡々ともっていくのいいね。
恋愛映画だったら、誰かと結ばれそうになって終わりでいいんだけど、アセクシャルの場合は、どうなったらいいんだろう。そこは、難しそうだったな。
この映画も「ここでエンドロールで良いのでは」というタイミングがいっぱいあるんだけど、続いてくんだよね。そして最後に「北村匠海が出てくれるんならシーン足そうかな」ぐらいの感じのシーンでラストにしちゃう。ぬるかったな。
シーンは舞台っぽくて面白いんだよね。前原瑞樹が浮気を問い詰められるシーケンスとか、舞台で観たら絶対楽しい。
他にも舞台みたいな会話劇のシーンが多いんだけど、良く分からないカメラのアングルがあるのね。なんか「映画はカメラ動かせるから、動かしてみました」みたいな。
引きの画のワンカット長回しで、ワンシーン、ワンシーンが舞台のようにみえるつくりの方がいいんじゃないかな。玉田企画・主宰、玉田真也監督の力も活きそうだしね。
ソバタだからソバカス?
逆に普通じゃないって何?
ほのぼのとした雰囲気の中から
世界に溶け込んでいると思いきや
他の植物よりも下に見られてしまう(軽蔑されている)ように感じられる
まるで雑草のような主人公
出る杭は1本だから打たれる訳で
他にも同じような出方をしている杭があれば
そこまで気にせずに生活をすることができる
多少雑でも杭が上手く刺さっていなくたっていいじゃないか。
まほちゃんが父親に歯向かうシーンは感動しました
父親ってムカつくわあ
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