「自分らしくいることで」そばかす るる 新垢さんの映画レビュー(感想・評価)
自分らしくいることで
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恋をするのが普通と思っている人たちは決まって、「好きなタイプは?」「彼氏いる?ほしくないの?」などと聞いてくる。少数派のひとたちは、大多数派のひとたちに”普通の人たちにとっての前提”で聞かれてしまい、その場の取り繕いで嘘をついてしまう。変な人とみなされてしまったり、本心を言っても信用してもらえないことが多いから
そんな普通な人たちに囲まれながら生活している佳純はとても生きづらそう。
ひとりひとり人間は違う、ゲイだからって一括にまとめるが、少しずつみんな違う。
カテゴライズ、枠にとらわれないふうに言うと、陽キャ陰キャ、いじられキャラ、真面目キャラ、多面性があってこそ人間なので、ひとつのカテゴリーで括れるものではないと思う。
だがカテゴライズが悪いばかりではなくいいように作用することもあると思う。
アセクシャルとかゲイとかいう固有名詞もそういうひとが声を上げたことで生まれたもの。自分と似た人や同じ人がいるっていうだけで心強かったり安心できたりする。
自分らしくいるということで他人に勇気を与えることに繋がることもあるんじゃないか?と思わせてくれる映画。
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