「静けさと悲しさのサスペンス、原作者の他の作品も読みたくなった」渇きと偽り にちさんの映画レビュー(感想・評価)
静けさと悲しさのサスペンス、原作者の他の作品も読みたくなった
宣伝にあるような「オーストラリアのリアル」という社会的な点については特に何も感じ取れなかったが、サスペンスとしては、いろんな人が怪しく見えて主人公と同様に「こいつなのか」と疑ってはまた他にも怪しい人が出てきて、最後までいい意味で予測ができなくて結末で「そういうことだったのか」という納得感を覚えることができて良い構成だと思った。
全体のトーンとしては、主人公が過去の悲しみを引きずっているのと、乾燥地帯の殺伐とした景色によって、全体的に静けさと悲しみの漂う演出となっている。そのため、ある種淡々とした作品が好きな人は気にいるかと思う。
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